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2005 Fiscal Year Annual Research Report

むだ時間システムの実用的制御法

Research Project

Project/Area Number 16560386
Research InstitutionThe University of Tokushima

Principal Investigator

久保 智裕  徳島大学, 工学部, 助教授 (20205123)

Keywordsむだ時間システム / メモリーレスフィードバック / 最適レギュレータ
Research Abstract

本研究では,遅れ型および中立型むだ時間系に対する最適レギュレータが制御システムとしてどのような性質をもつかを調べるとともに,制御対象のパラメータの不確かさに対するロバスト性を考慮して,実用的な制御システム設計法として提案することを目的としています.
平成17年度には,以下の2つの小テーマを軸として研究を行いました.
1.時変むだ時間を含む系に対する最適メモリーレスレギュレータの適用
従来メモリーレスフィードバックにより最適レギュレータを構成する方法は,定数のむだ時間を含む系に対してのみ考えられてきました.しかし産業応用上重要な制御対象の中には,時変むだ時間を含む系がしばしば見られます.平成16年度の本研究では遅れ型の時変むだ時間を含む系をとりあげ,評価関数に時変重みを持たせることにより,最適メモリーレスレギュレータが構成できることを示すことができました.そこで平成17年度には構成されたレギュレータのロバスト性について調べ,それが有限次元最適レギュレータと同様のロバスト安定性をもつことを示すことができました.
2.複数の中立型むだ時間を含む系に対する最適レギュレータ
状態にむだ時間を含むシステムには遅れ型と中立型があります.これまでの研究により,複数の遅れ型むだ時間を含む系の場合でも最適メモリーレスレギュレータが構成できることがわかっていました.そこで平成17年度の本研究では複数の中立型むだ時間を含む系の場合について検討を行い,やはり同様に最適レギュレータを構成できることを示すことができました.

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Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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