2005 Fiscal Year Annual Research Report
インターネットで異種プログラムを統合した建築物の連成倒壊挙動解析コラボレーション
Project/Area Number |
16560498
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
多田 元英 大阪大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (90216979)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
桑原 進 京都工芸繊維大学, 工芸学部, 助教授 (10243172)
金尾 伊織 京都大学, 大学院・工学研究科, 助手 (80372564)
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Keywords | インターネット / 数値解析 / 倒壊挙動 |
Research Abstract |
本研究の目的は,様々な研究者が独自に開発した構造解析プログラムを統合することで,より高度で高精度な構造解析システム(統合化構造解析システム)を構築しようというものである.具体的には,研究代表者が開発したホストプログラム(NETLYS)の下に,研究代表者が開発した「合成梁解析用プログラム(COMPO)」,研究分担者の金尾氏が開発した「横座屈解析用プログラム(FERT)」,研究協力者の大神勝城氏(日鐵プラント設計)が開発した「局部座屈解析用プログラム(NASP)」,玉井宏章助教授(広島工業大学)の「露出柱脚の弾塑性解析プログラム(NETBASE)」,安井信行助教授の「円形鋼管の局部座屈解析プログラム」を統合した解析を実施し,その成果を論文などで公表した.また,研究協力者の潘鵬氏(京都大学)と共同して運動方程式の数値積分法を改良し,サブストラクチャから接線剛性を得ることなく境界自由度の復元力を得るだけで全体挙動が解析可能な方法を開発した.その方法を用いて自作の構造解析プログラムと商用の汎用プログラムとの統合解析にも成功した.本研究では電子メールなどによる構成員間のコミュニケーションを基本としたほか,研究代表者・分担者・協力者が集まって数回の研究会合を開き,各自の分担分野についての意見交換を行った.また,日本建築学会大会鋼構造部門パネルディスカッション,日本建築学会近畿支部鉄骨構造部会,東京工業大学の特別講演会などで本研究課題の活動内容について講演し,広く啓蒙活動にも努めた.
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Research Products
(9 results)