2006 Fiscal Year Annual Research Report
森林において発生する未利用バイオマス資源の把握と収獲技術の開発による資源化
Project/Area Number |
16580123
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Research Institution | Kochi University |
Principal Investigator |
後藤 純一 高知大学, 農学部, 教授 (90127928)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 保志 高知大学, 農学部, 助教授 (20216451)
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Keywords | 木質バイオマス / 賦存量 / 収穫 / 利用 / エネルギー / 竹 |
Research Abstract |
バイオマスの賦存量:竹資源について、16、17年度に実施した調査結果に基づいて、調査地における資源化可能量を、道路中心線から300mまでの範囲について竹林分布と重ね合わせて利用可能な資源量を推定した。その結果、対象とした春野町では、竹林の23%を50m以内の到達距離で収集可能であり、46%を100m以内の到達距離で収集可能であることを明らかにした。 木質バイオマスについて、16、17年度に実施した調査結果に基づいて、,木質バイオマス資源量の調査資料を用いて調査地における資源化可能量を、道路中心線から300mまでの範囲について要間伐林分分布と重ね合わせて利用可能な資源量を推定した。そめ結果、対象とした旧香美郡香北町では、全人工林の25%が既存の作業システムで経済性の高い間伐事業を進めることが可能であり、15%がより安価な事業を進めることができる。以上のように利用間伐の実行可能対象面積を明らかにし作業で発生する残材量試算の基礎データを得た。 バイオマス資源の収穫技術:竹資源について、竹チップは収穫後に発酵による発熱によってエネルギー利用に問題を引き起こしている。そこで、収集運搬プロセスにおける乾燥過程の温湿度変化を実験によって測定する。竹チップは4週目を過ぎると醗酵等による発熱はほぼ収まっており、その間での保管方法と乾燥の促進が重要であることを明らかにした。 木質バイオマスについて、16、17年度に実施した調査結果に基づいて、生産に必要な経費を分析し、路網整備状況に応じた生産性コストを明らかにした。バイオマス資源量の調査資料を用いて調査地全・域について資源化可能量を試算した。様々な収集運搬方法について、各作業システムの経費分析を総括し、最も安価な作業システムを提示するに至った。
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Research Products
(4 results)