2005 Fiscal Year Annual Research Report
植物プランクトンの細胞の光吸収特性:光強度・光周期と栄養塩制限依存
Project/Area Number |
16580161
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Research Institution | Soka University |
Principal Investigator |
田口 哲 創価大学, 工学部, 教授 (40277877)
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Keywords | 光吸収 / 比吸光係数 / クロロフィルa色素 / 日周性 / 日長時間 / N:P供給比 |
Research Abstract |
現有設備である連続培養装置を当研究計画に利用できるように培養槽の大型化及び光強度の増加等の改良を全て完了した。当初の目的のひとつであったクロロフィルa濃度あたりの比吸光係数と光の明暗周期との定量的関係は、明期8時間:暗期16時間、明期12時間:暗期12時間、明期16時間:暗期8時間、そして明期24時間:暗期0時間で明らかにした。この結果は当研究室の修士論文「Diel Variation in the Light Absorption and Physiological Chracterisitics of Phytoplankton in Respones to Daylength」としてまとめられた。また、二つ目の目的であった、クロロフィルa濃度あたりの比吸光係数と硝酸塩濃度との関係を明らかにするために、硝酸塩濃度:リン酸塩濃度を変化させて、N:P供給比との関係を明らかにする実験を行った。この結果は当研究室の卒業論文「Diel Cycle in Carbon to Chlorophyll a Ratio of Marine Phytoplankton Isochrysis galbana in Response to Nitrate Concentration」の一部としてまとめられた。これらの研究成果は平成17年9月28-30日に仙台で開催された日本海洋学会秋季大会、平成17年12月6-7日に東京で開催された日仏ワークショップ、平成18年2月20-24日に米国ハワイのホノルルで開催された米国陸水海洋学会、及び平成18年3月16日に東京で開催された水産庁水産研究所と宇宙開発機構との共同研究の報告会で発表した。また平成18年27-29日に金沢八景で開催された日本海洋学会春季大会で発表した。これらの口頭発表とポスター発表を含めて、計6件であった。
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Research Products
(3 results)