2004 Fiscal Year Annual Research Report
新規アルキリデンカルベン発生を鍵反応とする合成反応の開発
Project/Area Number |
16590009
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
青山 豊彦 名古屋市立大学, 大学院・薬学研究科, 教授 (80080191)
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Keywords | トリメチルシリルジアゾメタン / 1-オキサ-1,2-ジヒドロアズレン / アルキリデンカルベン / アリールプロピオル酸エステル |
Research Abstract |
1.1-オキサ-1,2-ジヒドロアズレンの構築法を検討した.アクリル酸エステルから容易に得られるアリールオキシピルビン酸エステルとリチウムトリメチルシリルジアゾメタンを反応させると目的とする1-オキサ-1,2-ジヒドロアズレン類が低収率ながら得られることが判明した.現在収率の向上を目指し反応条件を検討している. 2.アロイルホルメートとリチウムトリメチルシリルジアゾメタンとの反応によるアリールプロピオル酸エステルの1工程合成を検討したが反応は複雑な混合物となった.しかし,芳香族アルデヒドとリチウムトリメチルシリルジアゾメタンを反応させた後,エチルクロロフォルメートのような求電子剤を作用させると1-potでアリールプロピオル酸エステルが収率良く得られることを見出した,現在その一般性を検討中である.
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