2004 Fiscal Year Annual Research Report
コリン作動系によるリンパ球機能の制御に関する分子薬理学的研究
Project/Area Number |
16590060
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Research Institution | Kyoritsu University of Pharmacy |
Principal Investigator |
藤井 健志 共立薬科大学, 薬学部, 助教授 (80255380)
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Keywords | Acetylcholine / Choline acetyltransferase / Choline transporter / Muscarinic receptor / Nicotinic receptor / siRNA / T cell / B cell |
Research Abstract |
ヒトT細胞系白血病細およびB細胞系株細胞株を用いて以下の研究を行った. 1.各ACh受容体サブタイプに選択的なsiRNAの構築 M3サブタイプムスカリン性アセチルコリン受容体(mAChR)およびα7型ニコチン性アセチルコリン受容体(nAChR)サブユニット発現を効率良く抑制するsiRNAを構築して,T細胞系白血病細胞CCRF-CEMに導入した.これらのsiRNAによりCCRR-CEM細胞における各遺伝子発現量は対照群の約50%にまで減弱した.mAChRあるいはさらに,mAChRおよびnAChRを介する細胞内カルシウムシグナルを画像解析の手法により解析したところ,減弱した.すなわち,M3 mAChRサブタイプおよびα7型nAChRを介する細胞内シグナル伝達機構が明らかとなった.現在さらにM5 mAChRあるいはα5型nAChRに選択的なsiRNAの影響を検討中である. 2.アセチルコリン(ACh)合成酵素コリンアセチルトランスフェラーゼ(ChAT) cDNAの導入: 各ヒトChAT mRNA (R, N1,N2,Mタイプ)をコードするChAT cDNAをT細胞系細胞株MOLT-3およびCCRF-CEM細胞に導入して,発現するChAT mRNAタイプをRT-PCR法およびウェスタンブロティング法により検討した.現在,cDNA導入効率が20%程度と低いため,T細胞に構成的に発現している主なRタイプChATとの区別が十分にできなかった.現在50%以上の導入効率を目指して,cDNA導入条件について再検討中である.
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Research Products
(3 results)