2004 Fiscal Year Annual Research Report
血管内皮機械刺激依存性イオンチャネルの分子電気薬理学的解析
Project/Area Number |
16590189
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Research Institution | Akita University |
Principal Investigator |
飯島 俊彦 秋田大学, 医学部, 教授 (30004724)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 栄作 青森大学, 薬学部, 助教授 (10282162)
尾野 恭一 秋田大学, 医学部, 助教授 (70185635)
村上 学 秋田大学, 医学部, 講師 (80302090)
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Keywords | カチオンチャネル / マウス / 遺伝子 |
Research Abstract |
TRPの兄弟遺伝子であり、陽イオンチャネルを構成するマウスPKD2Ll遺伝子を世界で初めてクローニングし、同チャネルがPKD1と結合することにより、ERから細胞膜上に移動し、カルシウムを通す陽イオンチャネルであることを示した。 (Murakami et al.,Journal of Biological Chemistry,2005 in press) 複数種ある電位依存性カルシウムチャネルのうち、R型が痛覚伝達に関与することを示した。 (Brain Res.,1024,122-129,2004) 新規カルシウムチャネル拮抗薬であるプラニジピンがN型チャネル抑制作用を示すこと、さらに鎮痛効果があることを示した。 (Neuroscience letters,367,118-122,2004) 電位依存性カルシウムチャネルβ3サブユニット遺伝子欠損マウスに関しては、β3サブユニットがすい臓のランゲルハンス島β細胞においてカルシウムオシレーション形成に重要な役割を担い、インスリン分泌に関与すること、それがイノシトール3リン酸の増加によるものであることを示した。 (Cell,119,273-284,2004) さらに、β3サブユニット遺伝子欠損マウスに関し、直接血圧、ランゲンドルフ心による心内圧変化測定、心電図や心筋収縮測定の実験系を確立し、同マウスにおける交感神経系のトーヌスの異常を確認した(Xu, F.,Murakami, M.,et al.,abstract 2005年3月、2004年度日本薬理学会総会にて報告予定)。 現在作製ずみの各βサブユニットマウス同士を交配し、複数遺伝子欠損マウスを作製した。
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Research Products
(4 results)