2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16590307
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Research Institution | Hamamatsu University School of Medicine |
Principal Investigator |
小杉 伊三夫 国立大学法人浜松医科大学, 医学部, 助教授 (10252173)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
土田 孝 国立大学法人浜松医科大学, 医学部, 助手 (30317755)
筒井 祥博 国立大学法人浜松医科大学, 医学部, 教授 (50073135)
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Keywords | サイトメガロウイルス / 神経細胞 / 持続感染 / 免疫回避 / 発達障害 / 神経細胞障害 / NMDAレセプター / 基本免疫 |
Research Abstract |
抗MCMV-M157(MCMV特異的NK細胞receptorに対するligand)抗体及び抗MCMV-IE2,-IE3抗体の作成: a)E.coli発現系における抗原産生と精製:MCMV-m157遺伝子をPCR法によってクローニングしE.coli発現ベクター(Pet27)に組み込むことができた。現在、蛋白の産生に取り組んでいる。 b)ラットの感作及びモノクローナル抗体のスクリーニングと樹立:MCMV-ie2、ie3遺伝子をMCMVゲノムからPCR法によってクローニングし、E.coli発現ベクター(Pet27)に組み込み蛋白を精製した。これをラットに免役し、モノクローナル抗体を作成した。 C57BL/6新生児マウス持続感染モデルにおける解析 a)感染脳におけるMCMV抗原(ie1/2/3,e1)の発現解析 上記で作成した単クローン抗体を用いて新生児感染脳内の抗原分布を解析した。その結果EI抗原は神経細胞で発現しやすく、IE1/3抗原は神経細胞では発現しにくくグリア細胞に発現しやすいことが明らかとなった。RT-PCR法、ウエスタンブロッテイング、免疫沈降法、 b)感染脳の神経細胞におけるNMDAレセプター発現の解析 MCMV感染した海馬の神経細胞においてNMDAレセプターmRNAの発現をin situ hybridizationで、レセプター蛋白の発現をウエスタンブロッテイングと免疫染色で解析した。免疫染色はのレーザー顕微鏡を用いて解析した。その結果、MCMV感染によって神経細胞におけるNMDAレセプター発現が抑制されることが明らかとなった。 この成果はActa Neuropathologicaに掲載された。
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Research Products
(2 results)