2005 Fiscal Year Annual Research Report
病院DWHを利用した看護ケア量による看護師人件費算に関する研究
Project/Area Number |
16590427
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
宇都 由美子 鹿児島大学, 医学部, 助教授 (50223582)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村永 文学 鹿児島大学, 医学部・歯学部附属病院, 助手 (00325812)
大野 佳子 鹿児島大学, 医学部, 助手 (20347107)
熊本 一朗 鹿児島大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (40225230)
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Keywords | 看護量 / 看護度 / 病院情報システム / 病院DWH / DPC |
Research Abstract |
わが国においても、医療費適正化を目的として徐々に包括評価が導入、拡大されている。出来高払い方式から包括払い方式へと移行し、収入の上限が決められた中で、いかに効率よく医療や看護を提供するかということが重要な課題となり、人件費などを含め医療資源の適切な投入とコストコントロールのためのツール作成が急がれている。医療や看護の質を確保し、同時に医療費の適正化を達成するためには、病院のIT化は不可欠な要素である。 鹿児島大学医学部・歯学部附属病院においては、すでに医療情報・遠隔診断システムとしてセキュリティ機能を強化した病院ATMネットワークが設置されている。したがって、病院データウェアハウス用データベースサーバを病院ATMネットワーク内に設置し、病院情報システム(THINK)のデータベースとリンクを図ることが比較的容易に実現でき、病院DWHの中に看護師人件費の算出及び評価システムの開発を行った。 具体的な成果として、 1)THINK内の看護師基本情報、看護データ、勤務実績、超過勤務時間データの抽出、ならびに給与データを解析し、DWHのDBの構造を構築する。 2)入院(病棟勤務)の看護師のマンパワーと人件費の解析システムの開発を行った。 (1)患者ごと、1入院期間ごとの看護度データを抽出し、病院DWHに転送して看護師ごとにまとめ、看護マンパワーと人件費の関係を評価できる解析システムを開発した。 (2)患者に提供された看護マンパワーの需要と供給バランスにどのような差異があるのか分析、評価した。 3)入院に関する病棟(含むICU)ごとの看護師のマンパワーと人件費の差異に関する分析を行った。 (1)病棟、看護師ごとに分析を行い、看護マンパワーの需要と供給バランスにどのような差異があるのか分析、評価した。 (2)その差異がどのような原因(患者の疾患、手術の有無、合併症、補助的療法)によって生じるのか分析した。
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Research Products
(7 results)