2004 Fiscal Year Annual Research Report
造血器腫瘍に対する分子標的治療の効果判定および予後推測システムの開発に関する研究
Project/Area Number |
16590448
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
奈良 信雄 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (00142258)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
東田 修二 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助教授 (80251510)
村上 直巳 東京医科歯科大学, 医学部附属病院, 助手 (50143582)
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Keywords | 白血病 / 分子標的療法 / Notch Ligand / 白血病細胞株 |
Research Abstract |
1)分子標的治療の効果を判定するためのシステム構築 白血病に対する新しい治療法として期待される分子標的療法の効果を明らかにするために、分子標的療法の効果をin vitroで判定できるシステム構築の研究を行った。 (1)培養細胞に対する分子標的療法の効果研究 G-CSFやGM-CSFなどの造血サイトカインを自律性に産生分泌し、それによって白血病細胞の増殖が支持される白血病細胞株を樹立した。樹立した白血病細胞株に対し、G-CSFあるいはGM-CSFに対する抗体を処置することにより、白血病細胞株の増殖が抑制されるかどうかの検討を行った。また、白血病細胞の増殖機構を解明する目的で、樹立白血病細胞の増殖に対するNotch Ligandsの影響を検討した。 (2)臨床検体を用いた分子標的治療の効果判定 白血病患者の末梢血液および骨髄から分離した白血病細胞を用い、分子標的治療薬であるimatinib、all trans retinoic acid(ATRA)の治療効果を判定する液体培養系を確立した。液体培養系では、白血病細胞の増殖ならびにキメラ遺伝子に対する影響を検討した。 2)臨床経過との相関の経過観察 分子標的治療の対象となった慢性骨髄性白血病並びに急性前骨髄球性白血病患者を対象として、分子標的治療の効果を臨床的調査研究を行った。
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Research Products
(4 results)
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[Book] 血液/腫瘍学シークレット2004
Author(s)
奈良信雄 監訳
Total Pages
608
Publisher
メディカル・サイエンス・インターナショナル
Description
「研究成果報告書概要(和文)」より