2005 Fiscal Year Annual Research Report
生活習慣と卵巣癌や子宮内膜癌の罹患リスクとの関連性についての症例対照研究
Project/Area Number |
16590505
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Research Institution | Sapporo Medical University |
Principal Investigator |
森 満 札幌医科大学, 医学部, 教授 (50175634)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
斉藤 豪 札幌医科大学, 医学部, 教授 (90145566)
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Keywords | 生活習慣 / 卵巣癌 / 子宮内膜癌 / 危険因子 / 症例対照研究 |
Research Abstract |
札幌医科大学附属病院婦人科、および、その関連病院の婦人科で、平成13年1月1日以降に卵巣がん、あるいは、子宮内膜がんと診断された20歳以上や80歳未満の症例それぞれ93人と121人に対して、印刷した調査票を用いて郵送による自記式調査(一部、電話による補充調査)を平成17年9月に行った。卵巣がん患者93人のうち回答が得られたのは68人であり、未回答であった25人の内訳は死亡6人、回答不可能状態1人、拒否1人、返答なし17人であった。子宮内膜がん患者121人のうち回答が得られたのは99人であり、未回答であった22人の内訳は死亡0人、回答不可能状態3人、拒否1人、返答なし18人であった。対照群については、自治体の住民基本台帳を用いて卵巣癌や子宮内膜癌の症例と同一の地域に居住し、かつ、生年が同じ者を1症例につき4人、すなわち、668人選定した。そして、症例群と同じ調査票を用いて、郵送による自記式調査(一部、電話による補充調査)を平成19年4月に行う予定である。なお、悪性腫瘍、卵巣の疾患、あるいは、子宮の疾患を有する者は対照群から除外する。調査する項目は、植物性エストロゲン類摂取、肉類摂取などの食習慣、飲酒、喫煙、生殖歴、授乳歴、経口避妊薬などによる避妊歴、月経歴、ホルモン補充療法歴、不妊症に対する治療歴、既往歴、家族歴、身長、体重などである。本研究は札幌医科大学倫理委員会で承認されており、インフォームド・コンセントが得られた対象者のみに調査を行っている。
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