2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16590747
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
横山 彰仁 広島大学, 大学院医歯薬学総合研究科, 助教授 (30191513)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
河野 修興 広島大学, 大学院医歯薬学総合研究科, 教授 (80215194)
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Keywords | 気管支喘息 / 線維芽細胞 / サイトカイン / T細胞 / インターフェロン / 肺線維症 / リモデリング |
Research Abstract |
1.OVA特異的T細胞レセプター(TCR)のトランスジェニックマウスからskewed Th1, Th2細胞を作成した。この系を用いて、Th1リンパ球の受身移入に引き続きTh2リンパ球の受身移入を施行することで、肺胞領域の線維化をきたす可能性が示された。 2.IPF由来の肺線維芽細胞を多数樹立し、コラーゲンの産生とSOCS-1の発現を検討した。無刺激の状態でコラーゲン産生は明らかに亢進しており、一方、SOCS-1の発現は正常肺由来線維芽細胞に比較して低下していた。しかし、インターフェロン刺激下ではSOCS-1の発現もコラーゲン産生も、正常線維芽細胞と同程度であり、インターフエロンがよりIPF由来の肺線維芽細胞に対し効果が高かった。 3.ブレオマイシン肺線維症モデルを作成し、SOCS-1 mRNAの発現を検討した。SOCS-1はブレオマイシン投与1日後より速やかに誘導され,Day7まで有意に上昇していた。SOCS-1ヘテロマウスにおけるブレオマイシン肺線維症モデルは、投与7日におけるBAL中総細胞数,マクロファージ,リンパ球,好酸球の有意な増加が認められ,好酸球はDay14においても有意な増加が認められた。全肺より得られたハイドロキシプロリン量は有意に増加しており,SOCS-1発現低下によるブレオマイシン誘導性の線維化の増強が示された。
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Research Products
(6 results)