2005 Fiscal Year Annual Research Report
アルポート症候群の治療法の開発-モデル動物を用いた骨髄移植法の応用-
Project/Area Number |
16590785
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Research Institution | Mie University |
Principal Investigator |
野村 信介 三重大学, 医学部附属病院, 助教授 (20198625)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
内藤 一郎 岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助手 (60362993)
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Keywords | 遺伝性腎疾患 / 遺伝子治療 / 遺伝子導入 / IV型コラーゲンα鎖 |
Research Abstract |
平成17年度の研究概要 ・IV型コラーゲンα3鎖遺伝子(COL4A3)ノックアウトマウスへの骨髄移植法の工夫 昨年度に引き続き、幼齢Homo雌性マウスに対して最適な照射条件を検討した。その結果、3週から4週齢への8Gy照射が移植骨髄細胞の生着率や腎組織への移行率の観点から最適であることが判明した。 ・マウスCOL4A3cDNAの作成ならびに同DNA産生ウイルス株の作成 昨年度に引き続き、COL4A3を移植骨髄細胞が産生するべく細胞治療を施すための準備を進めている。EGFPを組み込んだレトロウイルスベクターの作成にかなりの時間を費やしている。 ・骨髄移植単独による予後改善効果の観察 予備実験として実施した骨髄移植単独によっても、COL4A3ノックアウトマウスの予後が改善することが判明したために、その寿命延長の機序について詳しく解析した、いくつかの機序が想定されるに至ったが、まだここでは詳細を明らかにできない。 今後の予定 以上の準備によって、平成18年度にはCOL4A3遺伝子をノックアウトマウスに骨髄細胞を担体として腎臓糸球体に運んで発現させることが現実的となった。
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