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2004 Fiscal Year Annual Research Report

遺伝子ノックアウトマウスを用いた骨代謝における線溶系因子の分子基盤の解析

Research Project

Project/Area Number 16590873
Research InstitutionGifu University

Principal Investigator

小澤 修  岐阜大学, 大学院・医学研究科, 教授 (90225417)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 石崎 明  岐阜大学, 大学院・医学研究科, 講師 (20356439)
松野 浩之  岐阜大学, 大学院・医学研究科, 助教授 (40273148)
中島 恵一  岐阜大学, 大学院・医学研究科, 助手 (70362150)
Keywords遺伝子欠損マウス / 骨芽細胞 / 破骨細胞 / 線溶系因子 / 骨代謝
Research Abstract

骨粗鬆症は高齢化社会を迎えた我が国において医学的にまた社会的に大きな問題となっている。しかし、骨粗鬆症の成因および病態の詳細は未だ明らかではなく、その解明は急務となっている。線溶系は生体において病的血栓溶解という極めて重要な役割を担っていることは良く知られている。最近、線溶系因子の活性化が線溶系のみならず、種々の蛋白質の限定分解を制御する機能を有することが報告されつつある。骨代謝は骨を形成する役割を担う骨芽細胞と骨吸収を担う破骨細胞によって、そのバランスが維持されている。しかし、これまで骨代謝における線溶系各因子の役割は不明である。
私共は線溶系各因子の遺伝子欠損マウスを用いて線維素溶解系の活性化および不活性化がどのように骨代謝に影響を及ぼすかについて検討を行い、今年度は以下の点を明らかとした。
骨髄細胞の破骨細胞への分化能力および分化後の骨吸収能力に関してはコントロールである野生型マウスとurokinase-typeプラスミノーゲンアクチベータ受容体の遺伝子欠損マウスとの間に有意差は認められなかった。一方、これらの細胞による石灰化能力に関しては、urokinase-typeプラスミノーゲンアクチベータ受容体の遺伝子欠損マウス由来の骨髄細胞の方が、野生型マウス由来の骨髄細胞と比較して有意に高い石灰化能力を有することが明らかとなった。

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Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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