2005 Fiscal Year Annual Research Report
RA患者における抗環状シトルリン化ペプチド抗体の臨床的意義-長期予後との関連-
Project/Area Number |
16590973
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
小暮 敏明 群馬大学, 医学部, 助教授 (50293288)
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Keywords | 抗CCP抗体 / RA / 長期予後 / 縦断的研究 / 疾患活動性 / CRP / IgM-RF / MMP-3 |
Research Abstract |
<抗CCP抗体の臨床的意義 横断的研究> ・RAをはじめとする各リウマチ性疾患、各症例の最初の保存血清から得られた抗CCP抗体価を各疾患ごとに比較検討しRAの診断における特異性・感受性を確認を行った。国内外で従来指摘されている高い特異性と感受性を合わせ持つことが確認された。RA患者の疾患活動性、血清CRP、赤沈値、血清IgM-RF、血清MMP-3、血清補体価との関連を検討中であり、さらに、血清soluble CD23との関連も検討を加える。現状では、RAの疾患活動性との相関は見いだされていない。 <抗CCP抗体の臨床的意義 縦断的研究> 対象:臨床検査データが登録されている5年以上経過観察されたRA患者 解析:それぞれの経過観察期間で、血清抗CCP抗体価とRA患者の疾患活動性、血清CRP、赤沈値、血清IgM-RF、血清MMP-3、血清補体価との関連を検討では、横断的研究の結果を支持するものであった。長期的な推移では、抗CCP抗体Titerは経過によって変動が見られない症例が多かった。 統計解析はStatview : Superanovaを用いて継時的な相関の有無について解析している。 抗CCP抗体の測定: Axis-Shield社(UK)のDIASTAT Anti-CCP ELISA systemを用いて測定を行っている。
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Research Products
(7 results)