2005 Fiscal Year Annual Research Report
子宮頚癌に対する高線量率腔内照射の最適線量スケジュールの開発
Project/Area Number |
16591214
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Research Institution | University of the Ryukyus |
Principal Investigator |
戸板 孝文 琉球大学, 医学部, 助教授 (30237036)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
垣花 泰政 琉球大学, 医学部, 助手 (20185713)
古平 毅 愛知県がんセンター, 医長 (80303626)
手島 昭樹 大阪大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (40136049)
前濱 俊之 琉球大学, 医学部, 助教授 (50157153)
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Keywords | 子宮頸癌 / 放射線治療 / 高線量率腔内照射 / 多施設共同前向き臨床試験 |
Research Abstract |
1)研究概要 「I,II期子宮頸癌に対する高線量率腔内照射を用いた根治的放射線治療に関する多施設共同臨床試験」を施行中。研究事務局を国立がんセンター中央病院放射線治療部、データセンターを大阪大学大学院医学系研究科医用物理工学講座におき、平成16年9月24日より試験が開始された(3年間で60例予定)。 2)研究進捗状況 平成18年2月13日現在、施設倫理委員会の承認を得た施設は16施設で、25例が登録されている。研究代表者(戸板)の施設からも現在まで4例が登録された。今年度は5月と11月に計2回の定期モニタリングを施行した。症例集積ペースはほぼ順調であり、重篤な有害事象の報告はない(結果は平成17年5月14日、11月12日の厚生労働省がん研究助成金小口班会議にて報告)。6月10日、8月23日付けで、2回のメモランダム(覚え書き)を発行した(それぞれ、線量計算法、本文とCRFに不整合の訂正に関して)。 3)放射線治療質的評価委員会 試験治療における放射線治療が実施計画書に遵守された形で行われているかどうかを評価するために、小口班放射線治療質的管理委員会の主催により第1回放射線治療の質的評価検討会を行った(平成18年2月4日)。平成17年9月までに登録された15例について、あらかじめ設定された基準に基づき16項目の評価を行った。現在結果を集計中である。 4)今後の予定 引き続き患者登録、データ管理、定期モニタリング、放射線治療の質的評価を継続する。まず放射線治療の質的評価に関して集計結果を学会等で報告する。平成19年9月の患者登録終了後は、2年間の経過観察を行い、結果は国際学会にて発表、国際誌へ投稿する。III,IV期子宮頸癌に対する化学放射線治療における高線量率腔内照射に関する前向き臨床試験を、科学研究費等の援助を得て計画する。
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Research Products
(5 results)