2005 Fiscal Year Annual Research Report
FDG PETによる肺癌分子標的治療の関連遺伝子発現の評価と治療効果予測
Project/Area Number |
16591232
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Research Institution | Kanazawa Medical University |
Principal Investigator |
東 光太郎 金沢医科大学, 医学部, 教授 (50189750)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
上田 善道 金沢医科大学, 医学部, 教授 (50271375)
栂 博久 金沢医科大学, 医学部, 教授 (90142554)
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Keywords | FDG PET / 肺癌 / 血管新生 / VEGF / angiopoietin / mRNA / Real-time RT PCR |
Research Abstract |
未治療の非小細胞肺癌患者29例を対象として、FDG PETにより生体における肺癌の糖代謝活性(FDG集積度)を測定した。術後、肺癌の外科的切除標本を用いReal-time RT PCR法(TaqMan2-step法)にてvascular endotherial growth factor(VEGF)、VEGF isoformers(VEGF121、VEGF165、VEGF189)、angiopoietin-1、及びangiopoietin-2のmRNAレベルを測定した。その結果、肺癌のFDG集積度はVEGF121およびangiopoietin-2のmRNAレベルと有意な正の相関関係があった。また、肺癌のFDG集積度はangiopoietin-1のmRNAレベルと有意な負の相関関係があった。平成16年度、肺癌の新生血管数、VEGFのタンパクレベルの発現、angiopoietin-2のタンパクレベルの発現はFDG集積度と有意な正の相関があることを明らかにした。平成17年度のmRNAレベルの結果は、平成16年度のタンパクレベルの結果を確認する結果となった。これらのことから、肺癌のFDG集積度から肺癌の新生血管数、VEGFの発現、angiopoietin-2の発現の程度を推測することが可能であり、FDG PETにより新生血管を標的とした分子標的治療の治療効果を治療前に予測できることが示唆された。
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Research Products
(3 results)