2004 Fiscal Year Annual Research Report
移植腎長期生着のための病理組識学的検討-調節性(regulatory)T細胞との比較において
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16591268
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Research Institution | Kyoto Prefectural University of Medicine |
Principal Investigator |
岡本 雅彦 京都府立医科大学, 医学部, 助教授(寄附講座) (90295650)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉村 了勇 京都府立医科大学, 医学研究科, 教授 (00191643)
秋岡 清一 京都府立医科大学, 医学研究科, 学内講師 (80326222)
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Keywords | 腎移植 / 生検 / カルシニューリンインヒビター |
Research Abstract |
本研究では長期生着した移植腎(とくに20年以上)に対し生検を行い、種々の分子の発現を免疫組織化学、In situ hybridization等の手法を用いて解析し、同時に末梢リンパ球におけるregulatory T細胞の比率と比較することにより、長期生着の組織学的および免疫学的特性を見出すとともに、得られた結果をから長期生着の手段を検討しようとする計画であった。 しかし研究を進めるにつれ、移植腎に障害を与える大きな要因として、シクロスポリン、プログラフといった投与されている免疫抑制剤カルシニューリンインヒビター(CNI)の影響が大きな問題となることがわかってきた。現時点で研究の対象を20年以上生着症例に限定するとCNI使用以前の症例となってしまい、この大きな要因が除外されてしまうこととなる。そこで当初の計画より対象を若干修正し、移植後10年後を中心としたCNI継続投与症例とし、今までに7例(平均生着期間10年、7-14年)の腎移植症例に対し移植腎生検を行い、HE, PAS, PAM, MTC染色により検討を行った。その結果細動脈壁の肥厚や間質の繊維化といったCNI投与によると思われる種々の程度の組織障害のあることがわかってきた。今後はさらに症例数を増やし(目標30例)移植腎生検を行い、免疫組織化学、In situ hybridization、末梢リンパ球におけるregulatory T細胞の比率との比較も含め解析を進めていく予定である。
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Research Products
(2 results)