2004 Fiscal Year Annual Research Report
プロテインチップを用いたテーラーメード膵癌術後補助化学療法実用化の研究
Project/Area Number |
16591296
|
Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
外川 明 千葉大学, 大学院・医学研究院, 助手 (80334192)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮崎 勝 千葉大学, 大学院・医学研究院, 教授 (70166156)
伊藤 博 千葉大学, 大学院・医学研究院, 助教授 (00232463)
安蒜 聡 千葉大学, 医学部附属病院, 助手 (30251200)
大塚 将之 千葉大学, 医学部附属病院, 助手 (90334185)
野村 文夫 千葉大学, 大学院・医学研究院, 教授 (80164739)
|
Keywords | 薬剤耐性因子 / 膵癌 / Gemcitabine / Annexin II / テーラーメード / 化学療法 |
Research Abstract |
ヒト膵癌細胞株MIA-PaCa IIを用い、GEM耐性株樹立を試みた。GEM無添加賠養液3週間培養後の細胞にて実験を行った。GEM濃度1ng/mlから10,000ng/mlまで細胞選択法にて行い、測定はMTT法にて行った。GEM濃度5ng/mlから1000ng/mlまで野生株に比し耐性株は有意に生存細胞数が多く、3ヶ月後にても耐性作用を維持し、耐性能を示したため報告した(Pancreas.2003,27:220-4.)。さらに、その耐性株を用いて2次元電気泳動から分離精製した36kDa蛋白のアミノ酸N末端分析の結果、薬剤耐性因子(Annexin II)も同定した。当科で平成13年以降切除された膵癌患者40例は全員術後に3週投与1週休薬で1000mg/m^2GEMが最低2コース投与されている。この手術膵癌標本を用い、Annexin IIの膵癌組織中の発現量の多寡を調べ、患者のGEMの感受性と無再発生存期間、生存率との相関関係を検討した。さらに現在、末梢血液中のAnnexin IIの発現量を比較検討するため、至適チップの種類を検討中である。
|
Research Products
(2 results)