2004 Fiscal Year Annual Research Report
パソコンを利用した呼吸器外科研修医に対する胸腔鏡手術システムの開発
Project/Area Number |
16591416
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Research Institution | Tokyo Women's Medical University |
Principal Investigator |
大貫 恭正 東京女子医科大学, 医学部, 教授 (20194235)
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Keywords | 胸腔鏡手術 / 胸部CT / パソコン / シュミレーション |
Research Abstract |
CT画像をパソコンに取り込み、気管支、肺動脈、肺静脈などをマークし、この過程で気管支、肺動脈、肺静脈の太さ、位置の情報を円柱として数値化するソフト作成、フリーの3次元画像ソフトで立体視図の作成や手術のシミュレーションするシステムを作成した。CT画像のformat,処理の仕方が変わっても、それに対応できるものにした。先ず、撮影の仕方(肺門部から2mm幅で60枚、12cmで、ほぼ全症例で腫瘍と肺門部の連続的なイメージでかつ血管構造全体を含める)をVATSプロトコールとし、CT撮影、CDを借り、HDDにコピーする作業をルーチン化した。delphiのプログラム(CTGazousyori)をbmp形式の画像ファイルにする作業をなくし、60枚以上ののDICOM3形式の画像をそのまま解析できるように変更、さらに入力を簡単にするため、肺動静脈・気管支を分岐ごとの円柱に置き換えることで、マーキングのステップを簡略し、作成される3D画像もよりリアルなものとなった。3D画像変換部分(ビユーワー)は、フリーソフトである、VPythonとメタセコイヤLEが使えるようになり、研修医等がすべての作業を無料で手に入るものとした。さらに、メタセコイヤLEはマウス操作などで、回転や図の断面図を作成できるだけでなく、変形や切断という機能があり、それにより手術シミュレーションが可能になった。さらに、研修医に興味を持ちやすいものにするため、研修医の医師たちの意見を盛り込んだ使用説明書を現在作成中である。上記について、雑誌"胸部外科"に投稿、H17年度日本呼吸器外科学会に発表予定である。
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