2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16591595
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
山田 裕二 Kobe University, 医学系研究科, 医学研究員 (20362783)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
武中 篤 神戸大学, 医学系研究科, 准教授 (50368669)
乃美 昌司 神戸大学, 医学系研究科, 医学研究員 (10324930)
三宅 秀明 神戸大学, 医学部附属病院, 講師 (60379435)
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Keywords | 再生医療 |
Research Abstract |
平成19年度における研究成果は以下のとおりである。 昨年度までに開発したFVBマウス足底筋(Soleous muscle)由来の筋芽細胞を足場となるマトリゲルおよびコラーゲンゲルとともにマウス皮下に注射すると再生筋組織が形成される技術を応用し、これらに成長因子であるHGF(肝細胞増殖因子)、PDGF(血小板由来成長因子)、IGF(インシュリン様成長因子)bFGF(線維芽細胞増殖因子)を加えヌードマウスへの移植する実験を行った。その結果、通常短期間に吸収されてしまう再生筋組織が、bFGFを用いた場合、長期にわたりその体積が保持され、良好な血管形成が観察されることが確認された。再生括約筋の特性を確認するために免疫染色を行ったが筋肉由来の抗体を用いたところ染色の条件設定が困難であり有効な結果を得られなかった。また再生括約筋の機能を確認するためorgan bath studyを行い筋収縮能を評価したが、in vitroでは有効な収縮を繰り返す再生筋組織でもin vivoでは有効な収縮が認められなかった。またこの技術を応用し尿道括約筋の再生を行うべくマウスの尿道括約筋付近に筋芽細胞を注入すると尿道括約筋の形成が確認された。これらの研究実績を第4回泌尿器再建再生研究会で発表した。
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Research Products
(1 results)