2005 Fiscal Year Annual Research Report
ヒト胚由来の血小板活性化因子による子宮内膜および脱落膜の血管新生の制御
Project/Area Number |
16591673
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Research Institution | Oita University |
Principal Investigator |
楢原 久司 大分大学, 医学部, 教授 (60211447)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
河野 康志 大分大学, 医学部, 講師 (40274758)
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Keywords | 血小板活性化因子 / 子宮内膜 / 脱落膜 / 着床 / 血管新生 |
Research Abstract |
・ヒト胚培養上清による種々の血管新生制御因子の産生への影響 体外受精時に得られた受精卵、未受精卵、または、胞胚の培養上清を子宮内膜または脱落膜細胞の培養系に添加し、その培養上清中のVEGF、basic FGF、angiogeninをELISA法(R&D Systems)を用いて定量した。受精卵、未受精卵、または、胞胚の培養上清中、および、子宮内膜または脱落膜細胞の培養上清中のTSP-1蛋白の産生量をウエスタンブロット法で解析。VEGF、basic FGF、angiogeninの産生に及ぼすPAF receptor antagonist(Y-24180,CV2086)の影響について検討した。 ・PAF添加による種々の血管新生制御因子の産生への影響 すでに子宮内膜や脱落膜に産生や存在が報告されている成長因子(epidermal growth factor、transforming growth factor-alpha、insulin-like growth factor-I、platelet derived growth factor)やサイトカイン(interleukin-1等)を時間的、濃度的変化を加えて添加し、培養ののち、培養上清中のVEGF、basic FGF、angiogeninをELISA法(R&D Systems)を用いて定量した。培養上清中および卵胞液中のTSP-1蛋白の産生量をウエスタンブロット法で解析する(positive control)。PAFを時間的、濃度的変化を加えて添加し、培養ののち、培養上清中のVEGF、basic FGF、angiogeninをELISA法(R&D Systems)を用いて定量した。培養上清中のTSP-1蛋白の産生量をウエスタンブロット法で解析する。PAFを添加した際のVEGF、basic FGF、angiogeninの産生に及ぼすPAF receptor antagonist(Y-24180,CV2086)の影響について検討中。
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