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2006 Fiscal Year Annual Research Report

レーザースペックル眼底血流計からみた脈絡膜微小循環変化

Research Project

Project/Area Number 16591762
Research InstitutionOsaka City University

Principal Investigator

白木 邦彦  大阪市立大学, 大学院医学研究科, 教授 (40162771)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 河野 剛也  大阪市立大学, 大学院医学研究科, 助教授 (40215190)
安宅 伸介  大阪市立大学, 大学院医学研究科, 講師 (40381983)
Keywordsレーザースペックル / 眼底 / 血流計測 / 沃素酸ナトリウム / 脈絡膜毛細血管 / 脈絡膜循環
Research Abstract

眼底病変部における脈絡膜微小循環変化がレーザースペックル眼底血流計でどのように検出されるかに関して、豆まき状光凝固により凝固部のみでなく凝固間部でも脈絡膜血流が減少することを初年度明らかにした。そして昨年度、家兎眼に沃素酸ナトリウムを投与して網膜色素上皮を障害し、網膜色素上皮細胞を変性萎縮に陥らせることにより二次的に脈絡膜毛細血内皮細胞の変性萎縮を起こめて、脈絡膜循環微小循環を障害するモデルを検討した。その結果、網膜色素上皮の障害部位では、レーザースペックル眼底血流計で得られたSBR値の低下がみられ、沃素酸ナトリウム投与による二次的な脈絡膜毛細血管の脱落状態が推測された。
本年度は、沃素酸ナトリウム投与家兎眼底での点状の微小な色素塊の散在がみられる瀰漫性脱色素領域の網膜色素上皮障害部位に関して、投与前、投与後1ヶ月と6ヶ月でのレーザースペックル眼底血流計によるSBR値を測定し、経時的に観察した。その結果、SBR値は投与前に比べて、1ヶ月後では71%に低下し、6ヶ月後には58%に低下していた。投与前と1ヶ月後、1ヶ月と6ヶ月後のSBR値には統計学的に有意な差がみられた。すなわち、沃素酸ナトリウム投与家兎では、一旦網膜色素上皮が障害し変性萎縮に陥ると、脈絡膜血流量は経時的に低下し、脈絡膜循環障害が進行することが明らかとなった。

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Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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