2005 Fiscal Year Annual Research Report
リコンビナントマイクロプラスミンを用いた糖尿病黄斑浮腫の治療
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16591767
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Research Institution | JUNTENDO UNIVERSITY |
Principal Investigator |
田中 稔 順天堂大学, 医学部, 教授 (00053314)
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Keywords | マイクロプラスミン / 糖尿病黄斑症 / 硝子体剥離 / 硝子体手術 / レーザー治療 |
Research Abstract |
リコンビナントマイクロプラスミン(rmpli)は、硝子体腔内に注入するとウサギ硝子体を網膜面から剥離すること、およびその眼内での安全性について、投与後90日間観察した。高濃度では一時、網膜電図(ERG)上でa波およびb波の減弱がみとめられたが、全例で90日までの間に、正常に復位していた。(IOVS46:3295-9,2005に発表) 昨年の実施計画の如く、現在rmpliの臨床治験が海外で行われているため、我が国での使用はまだできない。従って本治療の選択肢の一つとして、自己血由来のプラスミンを用いる臨床応用を、かなりの症例数行うことが出来た(53症例)。プラスミノーゲンの作製にあたって、エンドトキシンフリーのキットの作製も成功し、これを用いて作製したプラスミンを使用し、良好な結果が得られた。(EJO15:787-94,2005に発表) 糖尿病黄斑浮腫では、硝子体手術時の術中使用において後部硝子体剥離(PVD)が誘発され、手術を短時間で安全に行えた。また単独硝子体内投与(手術施行無し)でもPVDが発生し、浮腫の軽減、視力向上の良好な結果が得られた。
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Research Products
(3 results)