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2004 Fiscal Year Annual Research Report

複雑系骨リモデリングシミュレーションを利用したヒト骨疾患モデルの解析

Research Project

Project/Area Number 16591823
Research InstitutionGifu University

Principal Investigator

手塚 建一  岐阜大学, 大学院・医学研究科, 助教授 (50236973)

Keywordsシミュレーションバイオロジー / 有限要素法 / 反応拡散系 / 骨リモデリング / 再生医療
Research Abstract

1 ソフトウエアを下顎骨モデルに最適化した。モデルの回転に対応する事によって、今までの咬み合わせ条件だけでなく、歯の拘束面の角度を変化させた場合の最適構造について検討を行える様になった。また、iBoneによる計算方法をまとめたiBone解説書を作製し、各種ソフトウエアの取り扱いや、モデル作製の手順などを記述した。
2 現在までに、3例の変形性膝関節症のCTデータを収集した。その中の1例については、人工関節置換術に伴い摘出された頸骨膝関節部分の組織を保存し、マイクロCTによりその内部構造を観察した。その結果、関節側面に生じた骨棘内部にも骨梁構造が存在し、なんらかの力学的負荷を受けている事が示唆された。また、下顎骨に比べ、下肢を広範囲に撮像するCTの解像度は低く、細かな力学的検討を行えるかどうかが今後の課題となる。
3 マウスSCFのcDNAをアデノウイルスベクターに組み込んで、ヒト間葉系細胞に発現させ、ELISA法によってその発現量を測定した。その結果、40ng/ml程度の濃度で培養上清にマウスSCFが分泌されている事が確認できた。ヒトVEGFとラットTPOに関しては、それぞれ京都大学の森先生、鳥取大学の汐田先生より、組換えウイルスを供与頂き、本研究室で増殖させた。ヒトVEGFについては、ELISA法で産生量を測定し、SCF同様に培養上清への分泌を確認した。TPOに関しては、適切な抗体が市販されていないため、発現量の測定はできなかったが、汐田先生の研究室でWesternブロッティングとRT-PCR法にて、発現が確認された物であり、使用に関しては支障ないと思われる。

  • Research Products

    (2 results)

All 2005 2004

All Journal Article (1 results) Book (1 results)

  • [Journal Article] Computer-simulated bone architecture in a simple bone-remodeling model based on a reaction-diffusion system.2005

    • Author(s)
      Ken-ichi Tezuka, Yoshitaka Wada, Akiyuki Takahashi, Masanori Kikuchi
    • Journal Title

      J.Bone Miner.Metabol. 23

      Pages: 1-7

  • [Book] 培養細胞実験ハンドブック2004

    • Author(s)
      手塚 建一
    • Total Pages
      299(244-248)
    • Publisher
      羊土社

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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