2004 Fiscal Year Annual Research Report
透明プラスチックインプラントの開発および骨結合の3次元的微細構造の解析
Project/Area Number |
16591975
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Research Institution | Fukuoka Dental College |
Principal Investigator |
城戸 寛史 福岡歯科大学, 歯学部, 助教授 (90169897)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松浦 正朗 福岡歯科大学, 歯学部, 教授 (10089451)
森田 雅之 福岡歯科大学, 歯学部, 助手 (50308384)
長島 義之 福岡歯科大学, 歯学部, 助手 (30389415)
渡津 章 産業技術総合研究所, サステナブルマテリアル研究部門, 研究員 (90358375)
寺岡 啓 産業技術総合研究所, 先進製造プロセス研究部門, 研究員 (00357542)
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Keywords | インプラント / 骨 / 骨結合 / 界面 / 組織学的評価 |
Research Abstract |
本年度(〜平成17年3月31日)の研究実績の概要 (1)プラスチックインプラントの設計・製作(渡津、寺岡担当) (1)プラスチックインプラントの材質として以下の項目に適合する材料について検討した. 1)成膜等の表面処理に適した安定性.2)組織標本製作に適した性質をもつ その結果,TG100℃のアクリル樹脂を鏡面仕上げして使用することとした. (2)インプラント形状の決定. 臨床で使用されているインプラントに類似した形態で,ラットの腓骨およびマウス大腿骨への埋入を考慮した形態を検討した.また、スレッドタイプおよびシリンダータイプの両者について検討した.その結果,直径1.6mmのシリンダータイプを採用した. (2)プラスチックインプラント表層への酸化チタンのスパッタリング(渡津、寺岡担当) 産業技術総合研究所中部センター所属の「表面構造制御装置(多元スパッタリング装置:アネルバ製L-332S-FHS)」を用いて.磁石を背面に配置したチタン製ターゲットの上部にてプラズマを発生させ、そのプラズマによりチタンイオンを放出させた.放出されたチタンイオンを試料(プラスチックインプラント)に吸着させ、必要な成膜を行わせた.その結果,透明プラスチックインプラントの表面に30nμ(透明色)と1μ(金属色)のチタンコーティングを行い,実験用インプラントを試作した. (3)実験動物へのプラスチックインプラント埋入(松浦、城戸担当) ビーグル犬顎骨およびラット腓骨へのプラスチックインプラントの埋入を行った. (4)プラスチックインプラントのオステオインテグレーションの組織学的評価(森田,長島担当) 埋入から12週後におけるインプラントを含む組織標本を採取し、インプラント-骨界面の評価を行うため,光学顕微鏡用の研磨標本および電子顕微鏡用の超薄切片について製作中である.
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