2005 Fiscal Year Annual Research Report
血管新生遺伝子含有マトリックスを基材とした骨誘導活性システムの生物検定
Project/Area Number |
16592015
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Research Institution | Health Sciences University of Hokkaido |
Principal Investigator |
村田 勝 北海道医療大学, 歯学部, 講師 (00260662)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
斎藤 隆史 北海道医療大学, 歯学部, 教授 (40265070)
荒川 俊哉 北海道医療大学, 歯学部, 講師 (40306254)
有末 眞 北海道医療大学, 歯学部, 教授 (20091407)
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Keywords | 骨誘導 / 血管新生 / BMP-2 / コラーゲン / VEGF / 遺伝子 / 骨再生 |
Research Abstract |
プライマーの選択は既知のヒトBMP-2シークエンス(GenBank)とDNA解析ソフト(TaKaRa)に基づいた.PCR産物(BMP-2 DNA断片)をベクターに組み込んだ後,大腸菌に導入してplasmidの複製を行った.単一コロニーをアンピシリン添加LB培地に植菌し,精製後回収されたplasmid DNAの構造解析を自動シークエンサーで行った. その結果,BMP-2分泌シグナル領域を含むアミノ酸配列をコードするcDNA断片であることを確認した. 遺伝子活性マトリックスとして,ウシ真皮由来凍結乾燥アテロコラーゲン(10mg)を調整して,BMP-2plasmid DNA溶液を滴下して,直ちに動物実験に使用した、なお,陽性コントロールとしてBMP-2タンパク質(10μg)溶液をアテロコラーゲン(10mg)溶液と混和後,凍結乾燥・複合化して動物実験に使用した. 生物検定法として,4週齢ウィスター系雄性ラット背部皮下組織内に全身麻酔下で埋入した.3週後に摘出し,ヘマトキシリン-エオジン染色標本を作製した.光学顕微鏡観察結果より,陽性コントロール群(BMP-2タンパク質含有)に骨誘導が確認されたが,実験群(BMP-2遺伝子含有)では血管の新生がコラーゲンマトリックス内に認められたものの骨・軟骨誘導を確認することができなかった.次年度は,BMP-2plasmid DNAの添加量を増加して硬組織誘導を評価する予定である.
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Research Products
(2 results)