2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16592023
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Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
秋元 芳明 日本大学, 松戸歯学部, 教授 (10147720)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小野 眞紀子 (池田 眞紀子) 日本大学, 松戸歯学部, 助手 (00267113)
松本 裕子 日本大学, 松戸歯学部, 講師 (50221594)
藤井 彰 日本大学, 松戸歯学部, 教授 (70102564)
山本 浩嗣 日本大学, 松戸歯学部, 教授 (00102591)
平山 晃康 日本大学, 松戸歯学部, 教授 (10189871)
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Keywords | メチシリン耐性ブドウ球菌 / メチシリン耐性黄色ブドウ球菌 / メチシリン耐性白色ブドウ球菌 / 歯性感染症 / 分離頻度 / 感受性 / 皮下膿瘍 |
Research Abstract |
歯性感染症からメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)とメチシリン耐性白色ブドウ球菌(MRCoNS)を分離し、以下の研究を行った。(1)ブドウ球菌(S.aureus, S.epidermidis)が分離された症例数とMRSAおよびMRCoNSが分離された症例数および分離頻度:歯性感染症208症例の膿より黄色ブドウ球菌(S.aureus)4株、白色ブドウ球菌(S.epidermidis)1株を分離した。歯性感染症192症例に対するS.aureus, S.epidermidisの分離頻度はそれぞれ1.9%と0.5%であった。MRSAおよびMRCoNSが分離されなかった。(2)分離されたS.aureus4株のbeta-lactamese産生と抗菌薬に対する感受性:beta-lactamese産生は認めなかった。ペニシリン系、セフェム系、マクロライド系、キノロン系、昨年度MRSAに感受性を示した抗菌薬であるアルベカシン、リファンピシン、バンコマイシンのすべてに感受性を示した。(3)分離されたS.epidermidis1株のbeta-lactamese産生と抗菌薬に対する感受性:beta-lactamese産生を認め、beta-lactamese産生S.epidermidisと判定した。ペニシリン系:アンピシリン、セフェム系:セファレキシンは、感受性がなかった。マクロライド系、キノロン系、昨年度MRCoNSに感受性を示した抗菌薬であるアルベカシン・リファンピシン、バンコマイシンに感受性を示した。(4)mecAgeneの有無:S.aureus, S.epidermidis全株においてmecAgeneを認めなかった。
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