2004 Fiscal Year Annual Research Report
Er:YAGレーザーの歯周ポケット治療および歯周外科治療への応用に関する研究
Project/Area Number |
16592064
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
青木 章 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助手 (30302889)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡辺 久 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助教授 (40143606)
小田 茂 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 講師 (70160869)
梅田 誠 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助手 (90193937)
野口 和行 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助手 (90218298)
木下 淳博 東京医科歯科大学, 歯学部, 教授 (10242207)
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Keywords | Er:YAGレーザー / セメント質 / 象牙質 / 歯槽骨 / 歯周組織 / 歯周炎 / 歯周ポケット / 歯肉剥離掻爬術 |
Research Abstract |
1)Er:YAGレーザー照射による歯周病罹患根面(セメント質)のディブライドメント後の治癒状態の検索:ビーグル犬の犬歯において,実験的に垂直性骨欠損を有する歯周炎を惹起し,セメント質の汚染根面を確立し,歯周病罹患根面のディブライドメントを機械的にあるいはEr:YAGレーザーで行った場合について比較検討した.平成16年度は,動物実験を開始し,現在継続中である. 2)Er:YAGレーザーによる不良肉芽組織除去および歯周病罹患根面(象牙質)へのレーザー照射によるディブライドメント後の治癒状態の検索:ビーグル犬の下顎前臼歯に対して,実験的歯周炎を惹起し,分岐部の不良肉芽組織の除去および歯周病罹患根面のディブライドメントをレーザーあるいは通常の手用キュレットで行い,組織学的に比較検討を行った.結果として,レーザー処置は安全で迅速であり,組織学的評価により歯周組織の付着はほぼ従来の処置と同等であり,新生骨形成においては有利となることが示唆され,臨床応用の可能性が示された. 3)Er:YAGレーザー照射セメント質の変化とその照射根面の処置法の検索:抜去歯を用い,レーザー照射後のセメント質の変化とその各種処理法について組織学的におよび電子顕微鏡観察により検索したところ,変化層の除去に化学的根面処理が有効であることが示され,現在その表面の機械的強度を検索中である. 4)Er:YAGレーザーの細胞に対する生物学的効果の検索:歯肉線維芽細胞へ低出力のEr:YAGレーザー照射を行ったところ,細胞増殖効果が認められた.そのメカニズムの詳細について研究を継続中である. 5)歯周組織および歯科用金属の光学的特性の検索:歯周組織および歯科インスツルメント用金属(ステンレス)およびインプラント金属(チタン)の光学的特性として透過率,反射率,吸収率などを詳細に測定した.現在データを総合分析中であり,来年度に分析を完了する.
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Research Products
(7 results)