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2006 Fiscal Year Annual Research Report

感染症アウトブレイクにおけるQOL向上を目指したケアスキルと教育プログラムの開発

Research Project

Project/Area Number 16592134
Research InstitutionKURUME UNIVERSITY

Principal Investigator

三橋 睦子  久留米大学, 医学部, 助教授 (50289500)

Keywords感染症集団発生 / 感染防護具 / 感染予防 / 教育 / 聴覚言語障がい者 / リスクコントロール / 発語明瞭度
Research Abstract

1.感染症アウトブレイクにおける事前リスクコントロールの可能性について
感染症の事前リスクコントロールを目的として、A県内の医療関係者55名(医療群),聴覚言語障がい者24名(リスク群),市民24名(市民群)への感染予防の普及活動を試み、リスクコントロールの可能性について報告する。
方法:感染症専門医師、心理学専門教師、感染症認定看護師、感染症リンクナースをスタッフとし、(1)感染症についての講演(2)感染防御の心理的捉え方(3)手洗い指導とマスク指導で構成した普及活動をそれぞれ2時間〜3時間実施した。リスク群においては、3人の手話通訳者およびA大学の手話サークルボランティアの協力を得た。
結果および考察:3群に共通して、指導により、未知性因子は低下し、恐ろしさ因子は上昇した。感染症の知識と指導前の恐ろしさ因子得点に関連を認め(r=.35〜.40:p<.05)、指導内容に新たな知識が無い場合、逆に恐ろしさ因子得点は低下した。これにより、普及活動による実際的リスクおよび概念的リスクコントロールの可能性推測できる。ただし、教育支援においては、知識提供のための資料と感染予防技術習得の演習および防護具に対する認知への働きかけが必要である。
2.N95マスク(感染防御具)のケア時における影響の調査
感染防護具装着によるケアへの影響を明らかにすることを目的に、N95マスク装着時のコミュニケーションへの影響を調査した。
方法:一定の音量で発声できるようにモデルに練習してもらい、30名を対象として、N95マスク装着時と非装着時で、発語明瞭度テストを実施した。
結果および考察:数式や意味のある言語においては正解率が高く、2m地点における無意味言語の正解率は低下した。ケア時においては、言語・音質による相違を明らかにし、コミュニケーションを高めるための方略を検討する必要性が示唆された。

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Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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