2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16592141
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
多崎 恵子 金沢大学, 医学系研究科, 助手 (70345635)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
稲垣 美智子 金沢大学, 医学系研究科, 教授 (40115209)
河村 一海 金沢大学, 医学系研究科, 助教授 (50251963)
松井 希代子 金沢大学, 医学系研究科, 助手 (90283118)
村角 直子 金沢大学, 医学系研究科, 助手 (30303283)
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Keywords | 糖尿病 / 患者教育 / 看護師 / 教育スタイル / 評定尺度 / 糖尿病療養指導士 |
Research Abstract |
【目的】 看護師が実施している糖尿病教育スタイルの実態および教育スタイルと教育背景や実践現場の環境等との関連を明らかにするとともに、糖尿病教育に携わる看護師が教育スタイルを自己評価する評定尺度を開発することである。 【方法】 金沢大学医学倫理等審査会にて承認を得、糖尿病患者教育に携わっている全国の看護師を対象に、2005年7月〜9月にアンケート調査を行った。 【結果および考察】 分析可能なデータ1096(有効回答率68.8%)をK-means法によるクラスタ分析にて3クラスタにグループ化し、プロファイルプロットで描かれた得点分布の特徴とグループ間の得点の相対的比較から、「深入りしないタイプ(42.2%)」「熱くのめりこむタイプ(32.8%)」「冷静で距離をおきつつ要はおさえるタイプ(25.0%)」とネーミングした(()は全体における割合)。「熱くのめりこむ」「冷静で距離をおきつつ要はおさえる」をあわせた半数以上の看護師の教育スタイルはある程度安定していると考えられた。看護職種内および他職種との連携感などチームとしてのとらえ方は「熱くのめりこむ」において最も肯定的で、次いで「冷静で距離をおきつつ要はおさえる」とつづき、「深入りしない」では最も肯定感が低かった。「深入りしないタイプ」の看護師は、「熱くのめりこむ」とは対照的に糖尿病教育経験年数が少なく糖尿病療養指導士有資格者も少なかった。そして教育効果も得にくいと感じており、自己の効力感が最も低く自信が持てていないことが分かった。臨床に4割以上も存在するこのような「深入りしないタイプ」の看護師に対し、他のタイプへ変化させる教育を行うことによって糖尿病患者教育を行う看護師全体の実践能力を向上させる可能性が考えられた。そのような看護師への介入方法として、昨年度報告した因子分析の結果から看護師の意識と行為の要素が妥当であったと考えられる20項目の「看護師の糖尿病教育スタイル自己評価ツール」が活用できると考えられた。
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Research Products
(6 results)