2005 Fiscal Year Annual Research Report
デート・バイオレンス予防に関する教育プログラムの開発
Project/Area Number |
16592163
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Research Institution | Osaka Prefecture University |
Principal Investigator |
井端 美奈子 大阪府立大学, 看護学部, 助教授 (80331742)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
町浦 美智子 大阪府立大学, 看護学部, 教授 (70135739)
末原 紀美代 大阪府立大学, 看護学部, 教授 (90112044)
古山 美穂 大阪府立大学, 看護学部, 助手 (40290366)
工藤 里香 大阪府立大学, 看護学部, 助手 (80364032)
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Keywords | デート・バイオレンス予防 / 高校生 / 啓発用教材 |
Research Abstract |
1 デート・バイオレンス予防を目的とした教育内容の検討と教育実践 大阪府立A高校(昼間定時生20名)B高校(普通科総合選択制190名)への出張講義を実施した。両校とも、高校生6〜7名のグループに大学生または助産師のアシスタント1名を配置し、各クラスにファシリテーター1名を配置して、デートバイオレンス予防をテーマにグループワークをおこなった。手作りのデート行動カードにラミネート加工したものを用いたが、予想以上の効果があった。大阪府立C高校(普通科)において、今年度は教員とPTAを対象に高校生の性の現状を伝えた。大阪府立学校人権教育研究会において、デートバイオレンス予防というテーマで高校教員を対象に1時間半の講演と30分のディスカッションを行った。 2 教材の作成 デート・バイオレンスについての啓発用パンフレットを作成し、配布をおこなった。一斉授業を効果的におこなうために、パワーポイントや自作のビデオ教材を作成した。今年度はさらに、プロのビデオ制作会社の協力を得て、より効果的なビデオ教材を作成した。来年度以後に製作したビデオ教材を用いた教育を実践する予定である。 3 研修 アメリカでデートDV予防や被害者・加害者支援に直接携わってきた講師による2日間の「デートDVワークショップ」いのちの応援舎主催の「性教育セミナー 前期後期」小児科医のための「子どもの成長を考える大阪フォーラム」などに参加した。また、事例研究にコンピューターによる分析の視点を取り入れたPAC分析(個人別態度構造分析)について、愛媛大学中村教授(心理学・教育学)に個人指導を受けた。 4 研究成果の発表 日本母性看護学会、日本思春期学会、日本公衆衛生学会で高校生へのデートバイオレンス予防をテーマに発表をおこなった。3月末にバンコクで開催される第9回EAFONS(East Asian Forum of Nursing Scholars)において、発表する。
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Research Products
(3 results)