2004 Fiscal Year Annual Research Report
子ども虐待予防に向けた臨床判断プロセスに基づく看護援助モデルの開発
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16592164
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Research Institution | Osaka Prefectual College of Nursing |
Principal Investigator |
大平 光子 大阪府立看護大学, 看護学部, 助教授 (90249607)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
町浦 美智子 大阪府立看護大学, 看護学部, 教授 (70135739)
上野 昌江 大阪府立看護大学, 看護学部, 助教授 (70264827)
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Keywords | 子ども虐待 / 予防 / 臨床判断プロセス / アセスメント / 看護援助方法 / 周産期 |
Research Abstract |
1.アセスメント指標および看護援助方法指針の作成 今年度は平成13年度〜平成15年度の研究成果(科研費基盤研究C,課題番号13672526「子ども虐待予防のための母性看護学的視点に基づく看護援助方法開発に関する研究」)から得られた、熟練看護職者の臨床判断プロセスの分析に基づいたアセスメント指標の実用化に向けた準備を行った。具体的には臨床判断プロセスの中から、アセスメント指標化したものをスーパーバイザーとともに、臨床的な状況設定をしながら、シミュレーションを行いアセスメント指標としての適切性、妥当性の検討を進めている。 2.アセスメント指標および看護援助方法指針を活用する看護職者のリクルートと研修 現在、このアセスメント指標を活用してもらう看護職者のリクルートと活用のための事前研修を進めているところである。 3.子ども虐待の背景要因としてのDomestic violenceのアセスメント指標作成に向けて また、改正児童虐待防止法で定義づけられたとおり、Domestic Violenceは子どもへの心理的虐待でもあることから、今年度は子ども虐待の背景要因としてのDomestic Violenceへの対応という視点で、アメリカオレゴン州で10日間、研究者自身の研修を行った。この研修の成果から、アセスメント指標にDomestic Violenceの発生や潜在状況をアセスメントするための指標を追加した。 次年度は実際の臨床で活用しアセスメント指標としての有用性を評価していく。
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