2005 Fiscal Year Annual Research Report
看護職を主体とする精神医療施設における事故防止に関する研究
Project/Area Number |
16592203
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Research Institution | University of Miyazaki |
Principal Investigator |
土屋 八千代 宮崎大学, 医学部, 教授 (00279887)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
根本 清次 宮崎大学, 医学部, 教授 (40218277)
古家 明子 宮崎大学, 医学部, 助教授 (20265771)
安藤 一博 宮崎大学, 医学部, 講師 (10347065)
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Keywords | 看護職 / 精神医療 / 安全配慮 / 事故防止 / アセスメント能力 |
Research Abstract |
1.2年目の研究計画に従って下記まで進行した。 1)データ整理 (1)全国医療機関一覧より層化無作為標本抽出法で,病床数数100床以上の施設を北海道から沖縄迄を含めて抽出した520施設に調査の趣旨と協力依頼を郵送し,返信のあった194施設に調査票(7374部)を配布し,192施設より6505部を回収した。 (2)回収表の点検と編集を行い有効データの確認をしてコーディングを実施し,データ入力。 2)九州地区の有効回答1086部のデータ分析実施。 ・結果:回収192施設(6505部)のうち有効回答6323部(有効回収率85.7%)を分析対象者とした。このうち九州圏内(29施設,1086名:有効回答92%)を今回分析した。 背景:女性808名(74.4%),男性278名。年齢は40〜49歳が35%,看護師63.4%,開放病棟9.5%,部分開放病棟29.2%,閉鎖病棟58.6%,個別対応2.7%,スタッフ80.2%,主任・副師長11.2%,師長8.6%,施設規模:100〜299床56%,300〜499床39.8%,500床以上4.2% 測定項目:(1)日常配慮行動,(2)行動制限,(3)異動,(4)病棟外活動,(5)事故発生前・中・後の行動,(6)施設状況に関して記述統計及び推計統計を実施した結果, ・安全配慮行動は全般的に高得点であった反面,看護計画の立案やカンファレンス開催は概して3点代であった ・職位が高くなるほど高得点となる項目が多数であった。 ・施設状況の中で,相談できる人の存在,研修会の受講の機会,患者の異動に看護師の意見の反映の項目について関連性を検討した。
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