2005 Fiscal Year Annual Research Report
新規アポトーシス遺伝子の作用機構と臨床応用に関する研究
Project/Area Number |
16601001
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
安田 修 大阪大学, 医学系研究科, 助手 (00372615)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
福尾 惠介 武庫川女子大学, 生活環境学部, 教授 (40156758)
清水 重臣 大阪大学, 医学系研究科, 助教授 (70271020)
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Keywords | アポトーシス / 動脈硬化 / 平滑筋細胞 |
Research Abstract |
1、PL-3の物性とアポトーシス誘導機構の解析 PL-3遺伝子を導入した細胞ではミトコンドリアからチトクロームcが放出されてアポトーシスが誘導されることが明らかにされている。PL-3によるチトクロームcの放出はBc1-2ファミリータンパク質には非依存性であり、Permeability Transition Poreを形成するタンパク質であるCyclophilin Dに依存性であることが明らかになった。 2、動脈硬化血管における発現解析 動脈硬化のモデルとしてラット頚動脈擦過による内膜肥厚モデル系を確立し、アデノウィルスによるForkhead遺伝子導入によって内膜肥厚を抑制できることを明らかにした。またアデノウィルスによるPL-3遺伝子の導入系を確立した。 3、ノックアウトマウスの作製 PL-3遺伝子ノックアウトマウス作製のため遺伝子ターゲティングベクターを作製しマウス胎児幹細胞に電気穿孔法により導入した。PCRあるいはサザンブロット法により正常にターゲティングが行われた幹細胞を選別しマウスブラストシストにマイクロインジェクションした結果、数匹のキメラマウスの作製に成功した。 4、平滑筋細胞の表現系と発現の解析 PL-3遺伝子発現を定量するためのReal Time PCR系を確立した。合成型と収縮型の血管平滑筋細胞モデルではPL-3遺伝子発現レベルが異なることを明らかにした。平滑筋細胞増殖因子による刺激に対するPL-3遺伝子発現変化を測定しPL-3遺伝子が変化することを確認した。 5、アポトーシス誘導における必要十分性の検討 PL-3遺伝子発現を抑制するためのアンチセンスプラスミドあるいはsiRNA導入システムを確立した。PL-3遺伝子発現を抑制した細胞はアポトーシス誘導刺激による細胞死に対して耐性を獲得することを明らかにした。
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Research Products
(3 results)