2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16602001
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Research Institution | Yamagata University |
Principal Investigator |
阿部 宏慈 山形大学, 人文学部, 教授 (10167934)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中村 三春 山形大学, 人文学部, 教授 (80164341)
大河内 昌 山形大学, 人文学部, 助教授 (60194114)
清塚 邦彦 山形大学, 人文学部, 助教授 (40292396)
阿部 成樹 山形大学, 人文学部, 助教授 (90270800)
中村 唯史 山形大学, 人文学部, 助教授 (20250962)
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Keywords | 視覚表象 / リアル(現実性、リアリティー) / 映画 / マンガ / 絵画 / 遠近法 / イギリス・ロマン主義 / ドキュメンタリー |
Research Abstract |
平成18年度は、研究の第三年次にあたり、前半期(4月〜9月)は引き続き資料、(ヴィジュアルソース、文献資料など)収集をおこない、関係学会などにおいて、理論的な探究に関する情報の収集を行うなど基盤整備をおこなった。そして、9月13日には、研究会を開催し、各領域における成果の発表と、現在までの研究のまとめ、今後の展開のための討議をおこなった。その討議と検討の過程で、新たな研究課題としての「アクチュアル」という論点が浮かび上がってきた。しかし、その検討は、本研究費の枠組の中では十分に展開をなし得ないものであることが確認されたので、これについては、さらにあらたな研究計画に基づいて研究を進めることとなった。さらに、この研究費で得た資料等の整理と共同使用のための整備をおこなった。 研究代表者および研究分担者のうち三名が、それぞれ関係の研究会等に参加し、発表をおこなうなどして、研究の成果の公表と、他の研究者グループとの討議などをおこなった。阿部宏慈は、日本フランス語フランス文学会東北支部大会においてディディ=ユベルマンのle visuelの概念を中心に表象の禁止と表象不可能性の問題をめぐって特別発表をおこなった。中村三春は、立命館大学で開催された日本文学シンポジウムで視覚性と日本文学の問題をめぐって発表をおこなった。清塚邦彦は、東北哲学会においおて、ウォルトンの写真論をめぐって、「写真とメディア」と題する提題をおこない、本研究の成果の一端を公表した。 これらの成果は、現在編纂中の研究成果報告書として公開する予定である。
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Research Products
(8 results)