2005 Fiscal Year Annual Research Report
今日のアフリカにおける身体芸術と社会-モーションキャプチャを利用した学際研究-
Project/Area Number |
16602020
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
遠藤 保子 立命館大学, 産業社会学部, 教授 (10185168)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
八村 広三郎 立命館大学, 情報理工学部, 教授 (70124229)
小島 一成 神奈川工科大学, 情報理工学部, 助教授 (50360251)
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Keywords | 舞踊人類学 / モーションキャプチャ / アフリカの舞踊 |
Research Abstract |
研究実績は、以下の通りである。 1.ナイジェリアの舞踊動作のデジタルアーカイブ化。ナイジェリアの典型的と考えられる舞踊の計測を行い、その計測した動作データに関して編集作業を行った。動作計測は、次の手順で行った。(1)立命館大学アート・リサーチセンターで光学式モーションキャプチャシステム(カメラ21台)を準備する。(2)ナイジェリ国立舞踊団団員:男性2名、女性2名の身体(身体の骨格構造に基づいた位置)にマーカーを49個装着させる。(3)ダンス6演目を記録する:1カヌリのMaliki(エレガントさとロイヤリティを表現しているダンス)2ティブのSwange(農作物の豊穣と子孫繁栄を願うダンス)3ハウサのKabulu(農作物の収穫を祝うダンス)4ヨルバのBata(雷の神シャンゴ神に祈りを込めて踊るダンス)5イボのIri-Agha(戦士のダンス)6エフィクのEkombi(海の女神をたたえるダンス)。これらのデータをもとに各関節部の動作分析を行う予定である。 2.論文執筆。アフリカの文献とフィールドワークによって、ケニアの舞踊に関する論文をまとめた(別紙参照)。 3.フィールドワーク。ナイジェリア国立舞踊団アーティスト・イン・レジデンスの一員として現地調査を継続させた。 4.研究成果の公開。ナイジェリア国立劇場とベニン大学で、上記1のモーションキャプチャデータに関する研究結果を報告し、新聞、テレビで大きく報道された。
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Research Products
(2 results)