2006 Fiscal Year Annual Research Report
「総合的な学習」の明確化とそのカリキュラム開発力を高めるための「10年次研修」
Project/Area Number |
16611003
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Research Institution | Ibaraki University |
Principal Investigator |
大内 善一 茨城大学, 教育学部, 教授 (10185192)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 健次 茨城大学, 教育学部, 教授 (10274565)
新井 英靖 茨城大学, 教育学部, 講師 (30332547)
昌子 佳広 茨城大学, 教育学部, 助教授 (30334006)
藤井 千春 早稲田大学, 教育総合科学学術院, 教授 (90209007)
木村 勝彦 茨城大学, 教育学部, 教授 (60241759)
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Keywords | 総合的な学習の時間 / カリキュラム開発 / 教師の専門性 / 実態調査 / 音楽教育と総合的な学習 / 特別支援教育と総合的な学習 |
Research Abstract |
本研究では,小・中学校の「総合的な学習の時間」の実態を調査し,教師が創造的なカリキュラムを開発していくために必要な資質や専門性について明確化することが課題であった。そして,教師に求められる資質や専門性を教員研修システムにどのように位置づけられるかについて検討することが課題であった。こうした研究課題に対し,研究初年度にはシンポジウム及び座談会を開催し,茨城県内の教員等から「総合的な学習の時間」に関する実態,課題,教師に求められる資質について報告をしてもらった。このときの討論の記録をまとめ,研究成果報告書に記載した。また,シンポジウム及び座談会において析出された研究の視点を調査項目にまとめ,研究2年目に茨城県内の小・中学校にアンケート調査を実施した。2年目に実施したアンケート調査では,茨城県内の「総合的な学習の時間」の週あたりの時間数,教員指導体制,「総合的な学習の時間」で取り扱われているテーマ,教師に求められる資質,「総合的な学習の時間」と学力との関係,「総合的な学習の時間」の今後の課題について調査した。その結果,小学校と中学校の間で「総合的な学習の時間」の実施形態に差が見られたが,教師に求められる資質や専門性について小学校と中学校の間に大きな差は見られなかったことが明らかになった。こうした調査結果を研究最終年度(3年目)に詳細に分析し,研究報告書にまとめ,掲載した。また,研究最終年度には「総合的な学習の時間」をめぐる諸課題とし,芸術教科である「音楽と総合的な学習の時間」について,また「特別支援教育と総合的な学習の時間」についてまとめ,研究報告書に掲載した。
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