2005 Fiscal Year Annual Research Report
食品安全5法施行に対応するための家畜飼養管理基準の構築
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16613003
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Research Institution | Obihiro University of Agriculture and Veterinary Medicine |
Principal Investigator |
門平 睦代 帯広畜産大学, 畜産学部, 助教授 (20313976)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
織田 銑一 名古屋大学, 大学院・生命農学研究科, 助教授 (60023660)
酒井 健夫 日本大学, 生物資源科学部, 教授 (50147667)
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Keywords | 食の安全 / 家畜飼養管理 / 農民参加型研究 |
Research Abstract |
研究代表者が17年度名古屋大学より帯広畜産大学へ異動したため、研究対象地域を変更することになった。新たに北海道の十勝や紋別地区を調査対象地区に加え、この地域に住む酪農家らを訪問し研究協力の可能性を探った。 千葉県農業共済家畜診療部門の堀北獣医師を中心とする千葉NOSAI獣医師らとの研究協力活動には、大きな進展が見られた。17年度は名古屋大学・西川助教授も研究協力者として参加することになった。 1)7月:カナダの国際学会で成果発表(門平、堀北) 2)8月:研究方針の検討、農場訪問(西川、堀北、門平) 3)9月:酪農家後継者と千葉NOSAI関係者を対象とする研修会(広島NOSAI桧山、織田、西川、堀北、門平) 4)10〜12月:千葉県内での参加型ワークショップ形式の技術講習会の実施、打ち合わせ会(門平、堀北) 5)1月:帯広畜産大学でのセミナー開催(講師:堀北) 6)3月:研究協力者を対象とした「ワークショップ」講習会開催(門平、堀北、西川) 現在、コンサルタント事業の一環として、家畜衛生保健所、農林振興センター、NOSAI獣医師がチームとなり、参加型手法を取り入れた、酪農家側の問題整理と自発性を促しながら飼養管理方法の技術改善に取り組む活動も始まった。そして、千葉NOSAI事務局は、これまでの堀北らの(ボランティア的)活動を評価し来年度より正式な業務として認定した。来年度から始まる「ポジティブリスト制度」など「食の安全」に関する規制が増えている昨今、千葉NOSAIでの活動事例を普及する活動も重要となるであろう。分担者の酒井、織田らとも連携し、現場からの提案を政府指導基準に反映できる仕組みの実現をめざす研究会の設立を計画している。 上記成果は、研究代表者のホームページに公開しているし、18年度夏にオーストラリアで開催される国際疫学学会で発表される予定である。
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Research Products
(2 results)