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2006 Fiscal Year Annual Research Report

仮想空間を利用したコミュニケーション・システムの認知的評価と応用

Research Project

Project/Area Number 16650055
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

楠見 孝  京都大学, 教育学研究科, 助教授 (70195444)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 子安 増生  京都大学, 教育学研究科, 教授 (70115658)
美濃 導彦  京都大学, 学術情報メディアセンター, 教授 (70166099)
角所 考  京都大学, 学術情報メディアセンター, 助教授 (50263322)
Keywordsコミュニケーション / 会話エージェント / アバター / メンタルサポート / インターフェース / 外国語教育
Research Abstract

本研究の目的は,(1)ネットワーク上の3次元仮想空間を利用したコミュニケーション・システムを開発し,(2)そのユーザビリティならびにコミュニケーション過程の認知的評価をおこなうとともに,(3)がん患者のサポート場面と外国語などの学習場面での実証的研究を進めることである.本年度は,(1)開発したコミュニケーション・システムに関する量的・質的な評価データの分析をおこなうとともに,(2)ガン患者のメンタルサポート場面に,3次元仮想空間コミュニケーション・システムを導入し,そのコミュニケーション過程とその心理的効果に関する実験を長期的に継続して実施した.最後に,(3)3年間の研究のまとめとして,実験データにもとづいて,(a)3次元仮想空間を利用したコミュニケーション・システムのインタフェースに関するユーザビリティ向上と効果的な利用のための指針をまとめた.とくに,アバター(会話エージェント)の感情表出機能の洗練とその効果的利用が,利用者間の感情理解を促進し,コミュニケーションを活発にすることを指摘した.さらに,(b)3次元仮想空間コミュニケーション・システムが,患者グループのコミュニケーションを促進し,精神的健康を向上させるプロセスについてのモデル化をおこなった.また,(c)3次元仮想空間コミュニケーション・システムの外国語学習への利用においては,学習者の匿名性と仮想空間への没入感が,コミュニケーションへの動機づけを高め,学習を促進するプロセスについてのモデル化をおこなった.

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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