2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16652046
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Research Institution | University of Miyazaki |
Principal Investigator |
長友 和彦 宮崎大学, 教育文化学部, 教授 (60164448)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森山 新 お茶の水女子大学, 留学性センター, 助教授 (10343170)
史 傑 電気通信大学, 電気通信学部, 助教授 (50296795)
藤井 久美子 宮崎大学, 教育文化学部, 助教授 (60304044)
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Keywords | マルチリンガリズム / 多言語習得 / 第三言語習得 / 多言語環境 / アイデンティティ / 1人1言語仮説 / 多言語多文化 / 言語管理 |
Research Abstract |
本年度の計画に基づき研究を進め、マルチリンガリズム研究会(http://jsl-server.li.ocha.ac.jp/multilinualism/index.html)(本科研のメンバーで設立)で、研究成果の一部を公表するとともに、主な研究成果をスイス・フリブールで開催の「The Fourth International Conference on Third Language Acquisition and Multilingualism」(http://www.irdp.ch/13/linkse.htm)で発表した。この国際学会では、本科研グループで、個別発表とともに「Multilingualism in Japan」というコロッキアを主宰し、日本社会における多言語習得の実態およびそこにおける課題に関する議論を展開した。研究の主なテーマは以下の通りである。 1.中国語・韓国語・日本語話者によるコードスイッチングとターンテイキング 2.中国語・韓国語話者による第三言語としての日本語の習得 3.One Person-One Language and One environment-One Language仮説検証 4.韓国語・日本語・英語話者における言語転移 5.マルチリンガル児童のアイデンティティの発達 6.多言語話者による言語管理 7.環境の違いが多言語能力へ与える影響 このような多角的な観点からの研究によって、日本社会における多言語習得の実態の解明に迫った。本研究の成果は報告書にまとめられる予定である。
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