2005 Fiscal Year Annual Research Report
中高一貫校における才能教育とリーダー育成のためのカリキュラム開発研究
Project/Area Number |
16653070
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
田中 統治 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (40128046)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤田 晃之 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 助教授 (50261219)
根津 朋実 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 講師 (50344958)
井上 正允 佐賀大学, 文化教育学部, 教授 (00404111)
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Keywords | 中高一貫教育 / 才能教育 / リーダー育成 / カリキュラム開発 |
Research Abstract |
17年度は、まず、中高一貫による才能教育プログラムについて、「異年齢構成によるクラブ活動型の選択制システム」の可能性を探るため、中高生が合同で活動している囲碁部、数学研究会、及び剣道部を中心に、在校生と卒業生を対象とした聴き取り調査を実施した。その結果をもとに、18年度に試行するクラブ活動型のプログラムについて、その骨格と単元構成を検討している段階にある。 次に、リーダー育成について、学校行事の中で卒業生調査による評価が高かった文化祭の実行委員会を調査し、とくにデコレーション担当者(通称:デコ担)が企画と調整に活躍していることがわかった。そこで、これを担った中・高生徒を対象に、質問紙調査と集団面接を行った。すると、これらの生徒の多くが起案能力と調整能力を中心としたリーダーシップを高めており、しかも、彼らの過半数が小学生時代の早くからリーダーとしての経験を有していることが明らかとなった。この調査結果は、16年に論文発表した「音楽祭によるリーダー育成の機能」をさらに具体的に示すものとして注目されるので、現在、共同研究の報告書の一部にまとめており、次年度以降に学会での発表と論文投稿を予定している。 なお、17年度に計画していた卒業生を対象とした第二次調査は、研究の目的をより一層絞り込むため、上記の調査結果をもとに開発している複数のカリキュラム案の類型に関する意見調査として実施することにしている。
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Research Products
(3 results)