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2004 Fiscal Year Annual Research Report

躾本の変遷およびそれをめぐる論争の根底にある教育学的思考の分析

Research Project

Project/Area Number 16653071
Research InstitutionTokyo Gakugei University

Principal Investigator

山名 淳  東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (80240050)

Keywordsメディア / 絵本 / 躾 / 心性史 / 文明化
Research Abstract

本研究の申請時に作成した研究計画にしたがって、研究調査を行った。研究目的で提示した三つの柱、すなわち(1)史料の収集、(2)整理、(3)分析のうち、平成16年度は、史料収集に重点を置いた。史料収集に先立って、まず史料を選定する際に活用したのは、R.リューレの『いたずらっ子たち』(ドイツ語、1999年)である。これは『もじゃもじゃペーター』および「もじゃもじゃペーター群」を事典にした労作であり、関連する各絵本の書誌情報、概要、所蔵場所が記されている。申請者は、この著作の中でリューレがあげている1577冊の類似本のうち、ドイツ語圏で作成されたものに限定して、躾というテーマと密接に関わる約300冊の絵本を選定した。平成16年7月にドイツ調査旅行を実施し、ミュンヘンを中心に関連図書館を訪れて、デジタル・カメラによって選定した絵本を撮影した。帰国後、収集できたデータを整理し、プリントアウトすると同時に、各絵本について重要な情報を、すでに研究目的欄において示した観点にしたがってまとめた。今回収集できなかった絵本については、平成17年度に収集する。リューレによる関連書誌情報の批判的検討および関連資料の分析については、平成17年度に継続して行い、その暫定的な成果を17年度内に公表する予定である。なお、平成16年度は、海外調査旅行のために多く支出したため、当初予定していた国内の資料調査旅行を行うことができなかった。国内の調査旅行は、来年度に行うことにする。

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Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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