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2005 Fiscal Year Annual Research Report

独立成分分析による気象擾乱の同定

Research Project

Project/Area Number 16654073
Research InstitutionTokyo Gakugei University

Principal Investigator

森 厚  東京学芸大学, 教育学部, 助手 (20272627)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山崎 謙介  東京学芸大学, 教育学部, 教授 (80014843)
松田 佳久  東京学芸大学, 教育学部, 教授 (60134772)
Keywords独立成分分析 / 主成分分析 / ジェット気流 / 北極振動 / 環状モード / 天候
Research Abstract

○平成17年度の研究の成果は以下の通りである。
1.冬の天候を支配するとされる北極振動(環状モード)について、独立成分分析の適用結果を投稿論文にまとめた。北極振動については、アメリカの一部のグループが研究を推進しており、そのグループからの激しい反論を受けることになった。しかし、その結果、より詳細な検討を行うことができ、より強固に北極振動が見かけのモードであることを示すことができた。具体的には、正規分布からのずれの大きさを検討し、それに基づいて結果の妥当性を検討することができた。このような修正の結果、論文は受理された。
2.夏の天候を支配するとされるユーラシア大陸上のジェット気流の変動について独立成分分析を適用した。その結果を旧来から言われている現象との対応付けについて検討した。しかし、この点についての十分な検討を行うことまではできなかった。
3.こうした内容について、上述の論文の他、ヨーロッパ地球科学連合総会(ウィーン)と、地球惑星科学連合学会(幕張)での発表を行った。
4.早稲田大学の研究者(村田昇教授)と、九州大学の研究者(伊藤久徳教授)をお招きし、独立成分分析の気象学への適用に関する研究集会を行った。独立成分分析を適用する際の問題点など、互いの情報を交換することができた。その結果、旧来から行われている主成分分析では、データの情報をうまく引き出せないこと、独立成分分析を含む、いくつかの方法を適切に用いることで、データの持つ情報をうまく引き出せること、などの認識を深めることができた。
5.データをアップロードすると独立成分分析を行って結果を表示するホームページの作成に成功した。
http://buran.u-gakugei.ac.jp/OPEN/ICA/
総じて、投稿論文の修正に時間を費やし、適用例を増やすことは難しかったが、独立成分分析の適用の妥当性に関して、より認識を深めることができた。

  • Research Products

    (2 results)

All 2006 2005

All Journal Article (2 results)

  • [Journal Article] A Reexamination of the Northern Hemisphere Sea Level Pressure Variability by the Independent Component Analysis2006

    • Author(s)
      Atsushi Mori
    • Journal Title

      SOLA 2

      Pages: 5-8

  • [Journal Article] 小笠原高気圧の変動特性に対する独立成分分析の適用2005

    • Author(s)
      森 厚
    • Journal Title

      日本地球惑星科学関連学会2005年合同大会予稿集 (CD-ROM)

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Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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