2004 Fiscal Year Annual Research Report
造船技術者育成のためのe-Learningシステム構築とその有効性に関する研究
Project/Area Number |
16656271
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
北村 充 広島大学, 大学院・工学研究科, 教授 (40195293)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
濱田 邦裕 広島大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (40294540)
山本 元道 広島大学, 大学院・工学研究科, 助手 (30274111)
岩沢 和男 広島大学, 情報メデアイ研究センター, 講師 (30314777)
隅谷 孝洋 広島大学, 情報メデアイ研究センター, 助教授 (90231381)
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Keywords | e-Learning / 造船設計技術者育成 / 構造解析学 / ビデオ講座 / 質問形式 |
Research Abstract |
・各種e-Learningシステムの調査と有用性の検討 各種e-Learningシステム(具体的には, WebCTに代表されるウェブを利用した解読・質問形式,ストリーミングに代表されるビデオ・オン・デマンド形式, BBCやレポート管理システムによる電子対話形式)の調査を行い,各種システムの長所・短所をまとめ,本研究対象である造船設計技術者育成システムへの適・不適を検討した.調査により以下の結果を得た. ・質問形式:WebCTを用いた小テストを作成・実施した.小テストは最大2回までの受験を可能とする.回答提出の直後の点数は回答者に示されるが,正解と各設問の正解/不正解は示さない.簡単な問題を課すことにより,理解度の向上と把握に適している. ・BBC:電子掲示板に適切な題材を提供し,受講生の意見を記述させた.時間に追われてしまうため書き込み率は低く,今回の目的には適さないと判断する. ・DVDメディアによる講義提供:大学にて撮影した講義内容をDVDに記録し,受講生に配付することの聞き取り調査を実施した.受講生の空いている時間に受講できるため,要望が高い. ・ストリーミングによる講義提供:聞き取り調査を実施したが,インターネット環境(転送速度)の問題により,要望は低い. このように,質問形式を用いた課題の提供とDVDメディアによる講義提供の効果が高いことが判明した. ・船体構造解析とビデオ講座の構築 上述の各種e-Learningシステムの調査結果に基づいて,造船設計技術者育成のための構造解析学のビデオ講座作成を開始した.現時点で,4回分(各90分)の講義収録が終了した.本ビデオはDVDに記録し,若手造船技術者に配布し,その効果を検討する予定である.
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Research Products
(3 results)