2004 Fiscal Year Annual Research Report
少年期における乳製品過剰摂取の性発達及び体格に及ぼす影響に関する疫学的研究
Project/Area Number |
16659161
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Research Institution | Oita University |
Principal Investigator |
三角 順一 大分大学, 医学部, 教授 (40109658)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
青木 一雄 大分大学, 医学部, 助教授 (60201282)
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Keywords | 牛乳 / 性ホルモン / エストラジオール / 性発達体重 / 身長 / 少年 / テストステロン |
Research Abstract |
牛乳摂取実験について 成人男性11名に対する牛乳摂取による血中性ホルモン濃度の経時的変化に関する実験 20歳から35歳の男性11名に牛乳1リットルを摂取してもらい、摂取前、摂取後30分、1時間後、90分後に採血を行い血清中、エストロン、エストラジオール、テストステロンの変化について調べた。 牛乳摂取により、血中エストロン、エストラジオールは明らかに上昇し、テストステロンは低下することが認められた。 男性9名における血中エストロン及びエストラジオール濃度は摂取後60分で最高値に達し、平均値で65.2pg/mlおよび47.2pg/mlとなった。 ピーク時の増加率は前値に比し、エストロン57.3%、エストラジオール46.3%増加した。 また、テストステロンは前値5.14ng/ml、30分値3.46ng/ml、1時間値3.25ng/mlと低下した。 また、体脂肪率とテストステロン値(前値)の相関関係はR^2=0.76で負の相関がみられた。 男性11名のテストステロン/エストラジオール比は摂取前に9.9〜24.0、摂取後では7.7〜18.8に低下した。 基礎データの収集:22歳から50歳までの職場における男性12名、女性6名の計18名についてのエストラジオール。テストステロンおよびBMI及び体脂肪率に関する調査 結果:男性12名のエストラジオール値は17.6〜56.8pg/mlに分布していた。テストステロンは男性12名の平均値と標準偏差は4.2±1.37、2.07〜6.76ng/ml,女性6名の平均値と標準偏差は0.41±0.22,0.21〜0.77ng/miに分布していた。テストステロン/エストラジオールの値は女性では0.15〜0.35であった。これに比し男性では6.7〜29.5であった。
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