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2004 Fiscal Year Annual Research Report

進行期悪性黒色腫に対する治療の個別化を目指して‐抗癌剤耐性関連遺伝子の発現解析‐

Research Project

Project/Area Number 16659485
Research InstitutionHokkaido University

Principal Investigator

関堂 充  北海道大学, 病院, 助手 (40372255)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山本 有平  北海道大学, 大学院・医学研究科, 助教授 (70271674)
川嶋 邦裕  北海道大学, 大学院・医学研究科, 助手 (30281801)
Keywords悪性黒色腫 / シスプラチン / 抗癌剤耐性 / 抗癌剤感受性 / マイクロアレイ
Research Abstract

形成外科で扱う予後不良の癌の一つである悪性黒色腫は抗癌剤に抵抗性である。この耐性を克服できれば感受性の向上が期待でき、引いては予後改善につながると考えられる。現在、進行期悪性黒色腫に対する化学療法ではシスプラチンを含めたプロトコールが多いが、その奏効率は高くない。
これまで、悪性黒色腫に関しての抗癌剤耐性に関する研究はまだほとんどなされていない。癌化学療法の感受性は同じ組織系の腫瘍であっても、個々により異なることが知られているが、薬剤耐性に関与する遺伝子を検索し、個々に感受性のある薬剤を使用することで、副作用の軽減を計り、有効な化学療法を行うことができると思われる。また癌細胞はある抗癌剤に感受性があっても長期間の接触により耐性になることも知られており、この耐性化機序を分子生物学的に解明していくことも抗癌剤治療の個別化への道を拓くものと思われる。
そこで本研究は、進行期悪性黒色腫に対する治療の個別化を目指した第一歩として、悪性黒色腫株における抗癌剤のうち特にシスプラチン耐性関連遺伝子の発現解析を目的とした。
本年度は悪性黒色腫細胞株を用いて、まず感受性試験(CD-DST法)を行い、シスプラチン感受性を調べた。次にシスプラチン感受性株より耐性株を誘導した。続いて現在親株、耐性株よりRNAを抽出してcDNAマイクロアレイを用いて親株に比べ耐性株において発現が増強あるいは低下している遺伝子を抽出中である。

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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