2004 Fiscal Year Annual Research Report
咬合異常による社会心理学的影響と矯正治療必要度の調査
Project/Area Number |
16659571
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
毛利 環 新潟大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助手 (10251836)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森田 修一 新潟大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助教授 (60157899)
加登田 恵子 山口県立大学, 社会福祉学部, 教授 (30139365)
佐々木 好幸 東京医科歯科大学, 歯学部, 助教授 (80235283)
安細 敏弘 九州歯科大学, 歯学部, 助教授 (80244789)
島田 達雄 鶴見大学, 歯学部, 助手 (90257345)
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Keywords | 矯正治療必要度 / 社会心理学的影響 / IOTN / 不正咬合 / 疫学調査 / アンケート調査 |
Research Abstract |
平成16年度は、研究計画に基づいて、次のような研究内容を実施した。 1,研究打ち合わせ(東京医科歯科大学、鶴見大学、九州歯科大学)を行い、矯正治療必要度の疫学手法については、臨床疫学の専門の分担者に具体的手法についてのレビューを依頼し詳細を決定した。最も妥当性の高いIOTNの疫学手法については、唯一、わが国における調査の経験を有する施設からの分担者に、実際のキャリブレーションについての指導を受けた(九州歯科大学、九州大学、他)。 2,研究班会議および研究中間報告会(代表者、分担者全員参加、新潟市)を召集し、今回実施する疫学調査に関する実際の調査内容についての詳細を検討し、今後の研究の方向性と来年度におけるとりまとめの概案を提示した。また社会心理学的研究方法についても検討した。具体的調査地域は、わが国実情を代表すると考えられるような報告とするために、地域設定については研究代表者および研究協力者のサポートの得られる地域である、埼玉県上尾市富士見小学校、ならびに新潟県の弥彦小学校、東京都お茶大付属小を設定し、他に神奈川県横浜市と福岡県の小学校について、具体的な小学校を決定することとした。 3,調査方法については、アンケート調査による社会心理学的な調査方法としては、オスロ大学における研究で用いられたものを同大歯学部のStenvik教授のアドバイスに基づいて、改良、翻訳して用いることとした。 4,生命倫理・安全対策等に関する留意事項としては、人権及び利益の保護の取扱いについては慎重に配慮する必要があるので、新潟大学倫理委員会に詳細な研究計画を提出し、許可を得た。 5,予備調査における新潟大学生のIOTN調査結果について、第63回日本矯正歯科学会大会(福岡)にて、研究結果報告を行った。 6,小学6年生を対象とした第一回の疫学調査として、埼玉県上尾市富士見小学校6年生(130名)に対して今年度1月に疫学調査を実施した。
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