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2004 Fiscal Year Annual Research Report

起立性低血圧に後発する高血圧の実態-高齢者が安全に布団から起き上がるために

Research Project

Project/Area Number 16659592
Research InstitutionTokyo Medical and Dental University

Principal Investigator

二宮 彩子  国立大学法人東京医科歯科大学, 大学院・保健衛生学研究科, 助手 (50332630)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 増田 敦子  国立大学法人東京医科歯科大学, 大学院・保健衛生学研究科, 教授 (70165710)
小泉 仁子  国立大学法人東京医科歯科大学, 大学院・保健衛生学研究科, 助手 (20292964)
Keywords起立性低血圧 / 起きあがり / 高齢者 / 和式布団
Research Abstract

平成16年度はプレテストとして、ベッド上及び、畳上での臥位から起立した時の血圧変動と心拍数を調査した。畳上での臥位から起立した場合のデータは分析中だが、ベッド上臥位から起立した場合のデータについて次に述べる。対象者は健康な成人女性15名、ベッド上で15分間安静にしたのち、能動的に起立してもらい、立位を5分間とってもらった。その間の血圧変動として、起立1分後には収縮期血圧が安静時の130〜140%、拡張期血圧が150〜160%となり、ピークとなった。その後5分間、血圧の低下はほとんどみられなかった。心拍数については起立30秒後に安静時の約130%のピークを示した。起立直後の一過性の低血圧を考慮すると、臥位から立位へと姿勢を変えることに伴う血圧の変動は大きく、脳の微小循環にダメージを与える可能性もあると考える。被験者が起立した際に訴える「めまい」の症状も転倒につながる可能性もあり、臥位から立位になる際の血圧変動の実態を、より詳細に知る意義があると考える。
今回のプレテストの目的は、臥位から立位になったときの一般的な血圧変動をみることであったが、本実験の目的は、高齢者が畳上臥位から能動的に起き上がったときの血圧変動を調べることである。平成17年度には、65歳以上の高齢者40名を対象として、畳上和式布団で臥床している状態から1人で起き上がり、起立する場面を想定し、そのときの血圧の変動及び心拍数の変動、SBP-LF(交感神経活動)等について詳細な分析を行い、高齢者の安全な起き上がり方について検討を行う予定である。

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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