2004 Fiscal Year Annual Research Report
乳幼児をもつ母親の特性的自己効力感向上を目的とした育児支援ネットワークの構築
Project/Area Number |
16659613
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Research Institution | Osaka Kyoiku University |
Principal Investigator |
藤田 大輔 大阪教育大学, 学校危機メンタルサポートセンター, 教授 (70243293)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
我部山 キヨ子 京都大学, 医学部, 教授 (20243082)
田中 洋一 神戸大学, 発達科学部, 教授 (60144557)
岡田 由香 神戸大学, 発達科学部, 助教授 (00283846)
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Keywords | 乳幼児健康診査 / 育児支援ネットワーク / インターネット / 特性的自己効力感 / 育児支援ネットコミュニティ / 育児不安感 |
Research Abstract |
H県N市における乳幼児健康診査対象児(4か月児・1歳6か月児・3歳児)の2164名の母親に、文書でインターネットを利用した育児支援コミュニティ開設の趣旨を説明し、向意の得られた対象に、育児に関する調査を実施し、同時に、育児支援ネットワークの整備を行った。調査の際の倫理的配慮として、個人が特定されないこと、研究協力は自由意志であることを説明した。また、アンケート添付の申し込み用紙に、パソコンまたは携帯電話のメールアドレスを記入してもらい、再度、メールにて趣旨賛同の意志確認のためのメールを通知し、返答を得、その対象者に対して、ホームページアドレスと、ID及びパスワードを発行した。その際、携帯端末用ホームページアドホームページにアクセスしてもらい、利用規約を必読するよう通知した。 (1)調査の概要 育児支援ネットコミュニティ参加申し込み者は276名であった。その内訳は、初産婦が25.7%、経産婦が17.3%と、初産婦で有意に申し込み希望が多く関心が強かった。心理特性では、手段的支援ネットワークが有意に低く、ストレス反応が有意に高い傾向が示された。逆に、育児に対する否定的感情は低く、育児に関する情報や解決策入手の数は多い傾向が観察された。 (2)インターネットを利用した育児支援コミュニティの利用状況 ホームページへのアクセスは、3か月間で約500件となった。初産婦が56.1%で、経産婦が43.9%であった。月曜日と水曜日に、各々で全体の20%、計40%を占めていた。逆に土曜・日曜日は5〜8%と少なかった。時間帯で最も多かったのは、12時〜17時で34.4%、17時〜24時までで31.6%、以下、9時〜12時が17.3%、0時〜9時が16.5%となっていた。掲示板の書き込み内容に関しては、子どもの病気や予防接種について、保育園入園の時期などが挙げられた。
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